呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

若さと円熟・・・

2008-11-24 | コンサート・LIVE・演劇などの話
今回男声合唱フェスティバルを聴いていて、先日の合唱練習後の「反省会」で交わした先輩との話を思い出した。

先日の話題とは「声楽の『味』は50代から」という話。
僕のボイトレのI先生も同じようなことを仰っていた。特に男性は40~50歳代が一番艶っぽくて円熟期を迎える、ということだ。
合唱団の先輩と呑みながら、そんな話をしていた。
先輩曰く「高校生や大学生の合唱は若々しく溌剌としていて確かに上手だが、男(の歌は)は50になって味が出るんだ!オジサンの合唱には味がある!」(要旨)
僕もなるほどと思う部分があったが、昨日いろいろな男声合唱団を聴いていて、先輩の言うところに得心することが多くなった。

高校生や20代のメンバーの合唱団は、確かに若々しく綺麗なハーモニーで、演奏もキラキラ輝いている。
でもそれだけでは物足りないところもある。
40歳代以上のメンバーの合唱団は、多少ハーモニーにバラつきがあっても「持ち味」で聴かせる。
更に上手な団の演奏はまさに「円熟」していて、聴衆の心にじんわりと沁み入って来る。
若手の演奏のような硬質な鋭さではなく、「丸み」と「柔らかさ」が伝わってくる。
う~ん、やっぱり「年の功」なのかなぁ。
ウチの団も、30代から80代までのメンバーが揃う。
十分に年の功を発揮できるメンバーだから、円熟した心に沁みる演奏が出来るに違いない。


PS)
前にも触れたが、昨日「篤姫」を観ていて、やっぱり宮崎あおいの天璋院は物足りない。
宮崎あおいは好きな女優だし一生懸命頑張っているんだが、やっぱり重みと厚みが足りない。
松坂慶子はさすが。これが「年の功からくる円熟」かな。
もっとも歳を重ねれば円熟するわけではない。そこには努力も才能も必要。
合唱も同じです・・・。
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第8回 東京男性合唱フェスティバル

2008-11-24 | コンサート・LIVE・演劇などの話

昨年はフェスティバルに出演する叔父に誘われて聴きに行った。
今年は知り合いが出るわけでもないし、用もあったのでどうしようかと思っていたが、早めに用が済んだので、聴いてみることにした。

なにせ58団体が出演し、朝の10時から夜8時までやっているフェスティバルだ。
僕が会場の浜離宮朝日ホールに着いたのが3時過ぎ、31番目の合唱団から聴き始めた。
う~ん、やっぱり男声合唱はいいねぇ。
今の合唱団に入るそもそものキッカケは、去年このフェスティバルを聴きに来たことだ。
叔父を含めた老若それぞれの男性合唱団のハーモニーを聴いて、それこそ「ビビビッ」と来たものだ。
そんな去年の体験を思い出しながら、各合唱団の演奏を聴かせていただいた。
結局50番目まで聴いて会場を後にした。
僕が聴いた21団体で気になったところは・・・。

○AWD
若手(20代?)4人組のカルテット。
「Over The Rainbow」「Stardust」というポピュラーな曲でジャジーな素晴らしいハーモニーを聴かせてくれた。最高!Bravo!!
いつかは少人数で、こんなハーモニーをやってみたい。

○グリークラブ「コロボックル」
確か去年も良かったと記憶しているが、とにかく素晴らしい演奏だった。
若手が多いということもあるのかもしれないが、声の艶、均質感、そして迫力に圧倒された。
これがこのフェスティバルのためにだけに臨時に結成される合唱団というのだから驚く。
よっぽど個々人のレベルが高いんでしょうか!?

○上野男声合唱団
全員が火消し?の装束。纏(まとい)まで登場し大迫力の演奏だ。
でも単にビジュアル的な迫力ではなく、演奏そのものの迫力も大したもの!

○男声合唱団 Chor Wafna
演奏曲のエンディングのピアニシシモ(ppp)が絶妙!フォルテよりピアノが難しい・・・。

○トンペイ・メモリアル8
40~50代のメンバーが中心?
脂が乗り切った芳醇?、いや円熟味溢れるハーモニーと言うのでしょうか・・・。

○メンネルコール広友会
きっちりとまとまったアンサンブルとハーモニー。
安心して聴いていられる安定感ですね。


改めて男声合唱の魅力をたっぷり味わった3時間でした。
来年は弁当持参で1日中聴いていようかな!
コメント (2)
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