呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

仙台行 その3~友よ、暫しの別れに時を惜しまん!

2006-11-07 | 徒然なるままに
♪瑞宝殿の石段は、心なしか足取りが重く・・・

翌日は仙台市内の青葉城址と瑞宝殿へ行き
仙台駅前で牛タン定食を食べて、解散とした。
Tは飛行機の時間が迫り、あわてて仙台空港行きのバスに乗っていった。
Sは「見送られると恥ずかしいし、寂しいから改札まで来なくていいよ」と言う。
でもそうはいかないでしょう!
車組みの3人でSを見送った。
Sはちょっとテレながら改札に消えていった。

SもTも単身赴任。
仙台よりもはるかに北の街、はるかに小さな街に一人で帰ってゆく。
父さんたちは3人で、都会へと向かう。
やっぱり彼らは寂しさを感じたろうか。
札幌にいた時、出張帰りに友人と呑んで最終の飛行機に乗った。
昼間には信じられないような、がらんとした羽田空港。
飛行機が千歳に近づくにつれ寂しさが増した。
みんな都会で頑張っているのに
自分は北の大地でのんびりやっていていいのだろうか。
札幌に向かう電車の中でも、寂しさと焦りは消えなかった。

でも不思議なもので、電車が札幌に近づき街の明かりが増えてくると
「自分の家」に帰ってきたという気持ちになる。
そうだ、うちに帰れば家族がいる。
お帰りなさい!と言ってくれる家族が待っている。
そう思うと、寂しさは消え焦りも落ち着いてくる。
家族はいいもんだね。

SもTも、単身ではそれがないので、その分きついだろう。
頑張れよ!明けない夜はない!
友よ、また会おう!そう、またすぐ会えるさ!!

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