お家は知らないが、庭のどこかで冬眠して
春に再び現れたカナヘビ、今朝2匹と逢えたので
これからもっと殖えることを期待。
日本の庭としては、ヒキガエルにも居てほしいし
欲を言えば青大将も。
うちの庭の、メダカやヌマエビの池(土に埋めた睡蓮鉢)に
近所の水たまり(田んぼその他)でオタマジャクシをすくって
放せば、まあカエルにはなるだろうけど
その後、蛙が独りで暮らしていくための
居場所というか、居場所をツナグ「道」が
足りない感じがする。
正面の庭は柵で囲われているので
裏庭とつながっていない。
舗装されていない小道で、いくつかのヒキガエルの棲める場が
つながっていれば、どこかが工事などで不安定になっても
蛙はかしこく移住するだろう。
城壁で囲って、中を天国にするよりも
いつ中が地獄?になっても
ちゃんと逃げ道があることの方が大事と思う。
なぜなら、どんなに快適な場であっても
そこから脱出できる自由こそが進化の鍵だから。
庭にカナヘビが湧いたのも、彼/女らは柵や塀もするすると越えて
実際裏庭と往復していた機動力にめぐまれていたから。
ヒキガエルもできないことはないが、目の前の車道が脅威だ。
いまや道は車のためがメインとなっているが、
人の道、子どもの道、お年寄りの道、
自転車の道、そして生き物の道もとってほしい。
だけどやっぱり、うちの池にオタマジャクシの泳いでいる様子を見たくてたまらん。
そのためには、正面の庭に石ごろをも少し増やし、裏庭に植木を足す。
僕がここを引っ越しても、よほど庭を管理する人が住まない限り
蛙の暮らしていける環境を、さも自然にさり氣なく、見目快いかたちで
のこしておこう。
ひきがえるのために、裏庭にフキを繁らせたい。
1~2週間先にはきっと、やや出張って探せばひきがえるの真っ黒い
おたまじゃくしに逢えよう。
小さいカエルが不意に放り出されぬよう、庭に柵には
ヨシズでびっしりと囲おう。
そう、ヨシの生える水場に、おたまじゃくしが
ゆらゆら泳いでるところが見たいのだ。
カエルの餌となる小虫も、野菜の皮を置いたり
雑草(ほんまは名がある)と共生の庭なのでたっぷりある。
カナヘビくん、カエルを守ってね。
周りが完全に舗装され、雑草だに少なかった浅草の実家でも、
2階のベランダで詰って溜まった雨水でオタマジャクシが育ち、
知らずに立派に生長して、ある晩姿を現したことがありました。
昼間はどこか、植木鉢の下かブロックの中で寝て、
夜になると家族の前にくる。とても慣れて僕らもエサをやり、
ガルシアと名付けて愛でてました。
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