(北海道新聞 05/19 15:00)
【阿寒湖温泉】釧路市阿寒湖温泉で17日、来年5月に開館予定の「阿寒湖温泉アイヌシアター」(仮称)で上演するアイヌ民話原案の人形劇上演に向け、使用する人形の作り方を学ぶワークショップが初めて開かれた。地元のアイヌ民族ら6人が参加、劇制作に向けて本格的に動きだした。(渡辺史哉)
ワークショップには、演出助手を務める阿寒アイヌ工芸協同組合の秋辺日出男専務理事らに加え、アイヌ民話を基にした人形劇を上演した実績があり、今回の劇制作に協力する札幌市こどもの劇場「やまびこ座」のスタッフが出席。名古屋市から訪れた人形美術家のおばらしげる氏が人形の製作方法や構造を説明した。
おばら氏は、材料のウレタンをくりぬけるように刃が曲がった特製ナイフを用い、ウレタンを切り出して手本を示した。バーナーであぶって接着する方法も披露。参加者も実際にナイフを手にして体験した。同組合の床州生理事は「木彫りの技術があるわれわれでもそんなに簡単なものではない。基本を習い、良いものを作りたい」と話した。
18日には、劇監修の本田優子・札幌大教授(アイヌ文化)らを交えた会議を行い、脚本や音楽について議論。今後の作業日程も話し合う。人形劇は、やまびこ座で10月に上演。阿寒湖温泉でも、温泉街のアイヌコタンで12月に公演を行い、シアター開館に備える。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/293450.html
【阿寒湖温泉】釧路市阿寒湖温泉で17日、来年5月に開館予定の「阿寒湖温泉アイヌシアター」(仮称)で上演するアイヌ民話原案の人形劇上演に向け、使用する人形の作り方を学ぶワークショップが初めて開かれた。地元のアイヌ民族ら6人が参加、劇制作に向けて本格的に動きだした。(渡辺史哉)
ワークショップには、演出助手を務める阿寒アイヌ工芸協同組合の秋辺日出男専務理事らに加え、アイヌ民話を基にした人形劇を上演した実績があり、今回の劇制作に協力する札幌市こどもの劇場「やまびこ座」のスタッフが出席。名古屋市から訪れた人形美術家のおばらしげる氏が人形の製作方法や構造を説明した。
おばら氏は、材料のウレタンをくりぬけるように刃が曲がった特製ナイフを用い、ウレタンを切り出して手本を示した。バーナーであぶって接着する方法も披露。参加者も実際にナイフを手にして体験した。同組合の床州生理事は「木彫りの技術があるわれわれでもそんなに簡単なものではない。基本を習い、良いものを作りたい」と話した。
18日には、劇監修の本田優子・札幌大教授(アイヌ文化)らを交えた会議を行い、脚本や音楽について議論。今後の作業日程も話し合う。人形劇は、やまびこ座で10月に上演。阿寒湖温泉でも、温泉街のアイヌコタンで12月に公演を行い、シアター開館に備える。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/293450.html