先住民族関連ニュース

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生物多様性保全で国際会議、目標案で意見割れる

2010-05-22 | 先住民族関連
(日本経済新聞 2010/5/21 13:35)
 【ナイロビ=共同】ナイロビで開催中の生物多様性条約の会合で、参加各国は、新たな2020年までの生物多様性保全の国際目標案について議論した。だが、21日までの議論では数値目標などで意見がまとまらず、結論が見通せないまま、今後の協議に委ねられる形となった。
 各国は「10年までに多様性の損失速度を顕著に減少させる」との現行目標の達成に失敗。10月の名古屋市での同条約第10回締約国会議(COP10)で新目標を採択して対策強化を図るが、今後の協議も難航が予想される。
 会合は条約事務局が既に示した20項目の新目標の素案を基に議論。「陸、淡水、海洋の区域の少なくとも15%が保護される」との事務局案には、数値を強化する意見もあるが、陸域は10%、海域は6%や10%と、事務局案を弱める意見も出た。
 「魚の乱獲がなくなり破壊的漁業が根絶される」との事務局案は、達成の評価や実現が困難だとの主張があり「乱獲されているすべての漁業資源が持続可能な形で捕られる」などとの修正案を検討。「森林とその他の自然の生息域の損失と劣化が半減される」との案には、基準の年や森林の定義を明確にすべきだとの指摘が出て未決着だ。
 一方で「判明している絶滅危惧種が絶滅するのを防ぐ」との案は多くの国が支持。外来種対策やサンゴの保全強化に関する目標設定には大きな反対はないが、文言の調整が続けられるという。
 事務局案は全体の目的の中で「20年までに多様性への圧力を減らす」としたが、「20年までに多様性の損失を食い止める」と、より野心的な内容を求める意見が出た。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E0E3E2E2938DE0E3E2E7E0E2E3E29180E2E2E2E2;at=ALL

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漁船でネイチャークルーズ

2010-05-22 | アイヌ民族関連
[札幌テレビ5/21 19:52]
漁船を使ったユニークなクルージングが登場しました。根室沖の島をめぐり海鳥を観察する洋上ツアーがきょうから、スタートしました。
クルージングは根室市の落石漁協などが漁業のマチならではの観光を提供しようと企画しました。漁船に乗って、道内有数の海鳥の繁殖地である根室沖のユルリ島を目指します。
(客)「(Q.このカメラで何をおさめたいですか?)エトピリカを撮ろうときましたエトピリカです」
ユルリ島周辺では道内では数十羽しか確認されていないエトピリカも生息しています。
(ガイド)「(ユルリ島周辺は)北方系の海鳥の南限にあたっている。北海道では見にくい海鳥も、比較的見やすい海域」
 貴重な海鳥を見たいと多くのバードウォッチャーが乗り込みましたがきょうは霧のほか、海もうねりが出る悪天候となりました。
(山内記者)「港を出て40分でユルリ島に到着しました」
ユルリとはアイヌ語で「ウの居る島」という意味です。島の周りではウトウを見ることができました。きょうは、エトピリカに出会うことはできませんでしたが、バードウォッチャーたちの心をとらえたようです。
(客)「鳥も4~5種類見ました。よかったです」
このクルージング、すでに7月までに全国から170人の予約で埋まるほどの人気となっているということです。
http://www.news24.jp/nnn/news8811678.html

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【白老】アイヌ舞踊で歓迎 姉妹校の生徒たちが萩野中へ

2010-05-22 | アイヌ民族関連

(苫小牧民報社 2010年 5/21)
 白老萩野中学校(古俣博之校長)に、姉妹校の仙台上杉山中学校(相場啓司校長)の生徒らが訪ねた。20日に交流会があり、互いのまちの文化を発表し合うなどして友情を深めた。
 修学旅行で北海道を訪ね、白老町にも立ち寄った。やって来たのは、3年生165人。体育館で行われた交流会では、萩野中生徒会長の大崎健斗君(3年)が「皆さんの思い出づくりに少しでもお役に立てるよう、準備を進めてきました」と歓迎し、3年生45人がこの日のために練習したアイヌ古式舞踊の一つ「トンコリヘチリ」を、指導役のアイヌ民族博物館職員と一緒に披露した。弦楽器「トンコリ」の演奏と踊り、歌の3グループの息の合った姿に、仙台っ子も感心していた。
 上杉山中側は、学校活動で取り組んでいるよさこい演舞で応えた。
 北海道に関する楽しいクイズの時間もあって、「『長万部』の読み方」「『じょっぴんかって』の意味」といった質問に、珍回答も飛び出し、笑いに包まれた。
 2つの中学校の姉妹縁組みは1991年。以来、双方が修学旅行で訪問している。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10052103.html

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日本語でひく アイヌ語2200語の泉 旭教大生ら「和愛辞典」出版

2010-05-22 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 05/21 09:45)
 【旭川】道教大旭川校の学生や卒業生有志による旭川アイヌ語研究会(長田祐季代表)が、日本語からアイヌ語をひく「アイヌ語旭川方言和愛辞典草案」を出版した。旭川出身者が語った叙事詩ユーカラなどから、単語や地名約2200語を拾い出して収録。メンバーは「これを機に、多くの人にアイヌ語に触れてほしい」と話している。
 同会は2年前に道教大生ら6人で結成。川村カ子(ね)トアイヌ記念館(旭川)の川村兼一館長に勧められ、「アイヌ語を絶やさないためには使ってもらうことが必要」と編集を始めた。アイヌ語に「愛」の字を当てたのはメンバーの発想という。
 最初の1年間は、旭川出身で、アイヌ伝統文化の継承に尽くした故砂沢クラさんの著作「私の一代の思い出」などから単語を拾い、さらに1年かけて今春完成させた。日本語の見出しの後に、それに相当するアイヌ語をローマ字表記で示し、例文も添えた。
 長田代表は「収録語いを増やすなど充実させたり、愛和辞典を編集したり、今後もアイヌ語研究と普及に努めたい」と話す。辞典はA5判、177ページ。400部作製。札幌市北区のサッポロ堂書店で販売している。1200円。問い合わせは同店(電)011・746・2940へ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/232575.html

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植物種守れと数値目標案 生物多様性条約会合

2010-05-21 | 先住民族関連
(東京新聞 2010年5月20日 17時27分)
 【ナイロビ共同】ナイロビで開催中の生物多様性条約の会合で、参加各国が20日までに、数値目標を含む2020年までの植物の保全強化に関する国際目標案を大筋でまとめた。
 目標案は、10月に名古屋市で開く同条約第10回締約国会議(COP10)で採択を求める20年までの植物種保全の国際戦略案に盛り込まれる。
 保全推進の目標案として「絶滅の危機にある植物種の少なくとも75%が、生息域内で保全される」「絶滅の危機にある植物種の少なくとも75%が採取されて施設内で管理され、20%は回復の取り組みに利用可能な状態になる」などを列挙。
 「野生の近縁種を含む作物などの遺伝的多様性の70%が保全され、関連する先住民などの知識が尊重、保全、維持される」と、農作物に関連する種の多様性保全の項目も盛り込んだ。
 このほか「いかなる野生植物種も国際取引によって絶滅の危機にひんすることがないようにする」「製品をつくるための野生植物の調達がすべて持続可能な形で行われる」など計16の目標案を掲げている。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010052001000651.html

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豪外相“捕鯨提訴は留保”

2010-05-21 | 先住民族関連
(NHKニュース5月20日 14時21分)

来日中のオーストラリアのスミス外相は、赤松農林水産大臣と会談し、オーストラリアが強く反対している日本の調査捕鯨について「国際司法裁判所などに委ねる権利を留保したい」と述べ、来月のIWC=国際捕鯨委員会の交渉が不調に終わっても、直ちに提訴に踏み切ることはないという考えを明らかにしました。
オーストラリアのスミス外相は20日午前、赤松農林水産大臣とおよそ30分間会談しました。この中で赤松大臣は、来月のIWC=国際捕鯨委員会の年次総会で日本の調査捕鯨の捕獲数を減らす一方、一定の沿岸捕鯨を認めるという新たな議長案が議論されることについて「鯨は日本の食文化であり、来月のIWC総会での合意に向けて、柔軟かつ現実的に対応してほしい」と述べ、反捕鯨国の代表格であるオーストラリアに対して捕鯨の継続に理解を求めました。これに対し、スミス外相は「南極海での捕鯨を禁止してほしいというのが、わが国の立場だ」として、従来の立場を繰り返す一方、「IWCなどで外交的に解決できない場合も国際司法裁判所などに委ねる権利を留保したい。捕鯨問題が両国の友好関係に悪影響を与えないことが重要だ」と述べ、IWCの交渉が不調に終わっても、捕鯨問題で直ちに提訴に踏み切ることはないという考えを示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100520/t10014566931000.html

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私たちの命まで採掘しないで

2010-05-21 | 先住民族関連
(朝日新聞 2010年5月20日)

アムネスティ・インターナショナル@インド・オリッサ
●映画「アバター」の世界
 ジェームズ・キャメロン監督・脚本の映画「アバター」の世界的ヒットはご存じの方も多いでしょう。
 架空の宇宙衛星パンドラでレアメタルの鉱床が発見されますが、パンドラにはナヴィと呼ばれる先住民族が狩猟採集の生活をしていて、米国の資源開発会社は彼らを他に移住させ聖なる山を破壊しようともくろみます。映画「アバター」で描かれていることが、ここ地球でも今起こっています。
 大規模な資源開発プロジェクトが計画されれば、それを推進したい政府や企業と先住民族などの地域住民との対立は、単なる土地を巡る利害対立にとどまりません。ひとたび開発が始まれば生態系を破壊され、十分なアセスメントがなければ水や空気の汚染など地域の環境は悪化し、農業や漁業への影響も計り知れません。
 2010年2月、アムネスティ・インターナショナルは、「私たちの命まで採掘しないで」と題された100ページの報告書を発表しました。インドのオリッサ州で、英国企業ヴェダンタ資源社の子会社が操業するアルミ精錬所が、空気や水の汚染を引き起こしその地域住民の健康を脅かしています。
 「人びとは、巨大な精錬所の陰で生活し、汚染された空気を吸い、地域の水源である川の水を飲むことも、その川で泳ぐことさえも恐れています。最大の影響を受ける人びとが、最小の情報しか与えられていないのです」(アムネスティ・インターナショナル南アジア担当調査員)
●土地を奪われるだけでなく
 加えてヴェダンタ資源社は、アルミ精錬所近隣のニヤンギリ丘陵でボーキサイト採掘を計画しています。この地域には先住民族ドングリア・コンドの人びとが何世紀にもわたって暮らしており、この丘陵を神聖なものとしながら狩猟、森の生産物の採取で生きてきました。計画通りの採掘が進めば、彼らの生活は完全に破壊されるでしょう。
 石油や鉱物といった資源開発の問題は、環境破壊や地域住民の生活基盤を奪うだけにとどまりません。資源開発は住民の強制立ち退きや児童労働といった人権問題を引き起こし、さらには紛争の火種にさえなります。コンゴ民主共和国(旧ザイール)は昔から資源の豊富な国で、ここで産出するタンタルという携帯電話に欠かせない希少金属が紛争を長期化・激化させることになりました。この鉱物を取り扱う企業が反政府グループの支配する特別な鉱山から鉱石を購入し、その販売権を巡ってさらに長引くという構造です。携帯電話のノキアが、コンゴ民主共和国産タンタルの使用をやめた経緯があります。
 また2009年9月、ロイター通信によると英国の非鉄精錬企業AMC社が、コンゴ民主共和国産のスズ鉱石の購入を中止すると発表しました。スズ鉱山で児童労働が発覚し問題になったことを受けての対応です。鉱山で子どもたちは、岩を砕き運ぶといった重労働に従事し、この仕事で子どもたちが受け取る給料は1日わずか50セントです。
 英国BBCが、2008年、コンゴ民主共和国、カタンガ州の銅・コバルトを掘っている子どもを紹介しました。ここでは6万7000人の労働者が働いていますが、鉱山では大人に混じって子どもたちは働いていることが分かり問題になりました。通学する子どもたちを横目に見ながら、鉱山まで長い距離を歩き、大人に混じって「子ども鉱夫」として働きます。40メートルの穴の中で、素手や素足で掘り、有毒の水につかりながら泥の中から銅やコバルトを洗い流す仕事をし、丸一日働いてもその日の夕食を買うにも足りません。
●資源の恩恵を受けている日本
 水を飲めなくされ、空気を汚され、昔から住んでいた土地を追い立てられる人びと。生きるために暗い鉱山で働く子どもたち。こういった人びとの悲惨さは、途上国の貧困だけでは片付けられません。インドのアルミニウムやコンゴ民主共和国のタンタル、銅やコバルトが日本にまったく入ってこないと言えるでしょうか。資源の恩恵を受けている先進工業国の日本がこの問題を直視しなくては、悲惨さは増えるばかりです。「鉱物資源の最上流で何が起こっているのか」を知り考えることが、企業の社会的責任、ひいて言えば日本の責任を果たすことにつながります。
(アムネスティ・インターナショナル日本 渉外担当 谷口玲子)
■関連サイト
人間らしく生きたいキャンペーン「私たちの命まで採掘しないで」
■ワンクリックで世界を変える!
「ボーキサイト採掘と人権:オリッサ・アクション」にぜひご参加ください。
<インフォメーション>
--------------------------------
アムネスティ日本主催シンポジウム
「私たちの命まで採掘しないで ~鉱物資源の最上流で何が起こっているのか」
--------------------------------
資源採掘のために、森林破壊や水の汚染などの環境汚染が進行し、先住民の強制移住や児童労働といった人権問題を引き起こしています。いまこの問題を資源消費国である日本という視点で考えて いきます。
どうぞご参加ください。
・日時:2010年6月4日(金)18:30~20:30(18:00開場)
・会場:富士フイルムホールディングス株式会社201会議室(東京都港区)
・参加費:2000円(企業)、1000円(一般)、500円(学生)(アムネスティ日本の会員は500円です。お申込みの際には会員である旨ご明記ください。)
・パネラー:谷口正次さん
(資源・環境ジャーナリスト。ものつくり生命文明機構理事。サステナビリティ日本フォーラム理事。国際日本文化研究センター共同研究員)
吉田 敦さん
(明治大学商学部兼任講師、明治大学軍縮平和研究所研究員)
・申込み・問い合わせ:メール: sympo_csr@amnesty.or.jp  
またはFAX(03-3518-6778)で、お名前、所属、メールアドレスをお書きくださり、お申込みください。当日の参加もできます。
・協力:富士フイルムホールディングス株式会社
・主催:アムネスティ・インターナショナル日本
*このシンポジウムは、児童労働反対世界デーキャンペーン2010の参加イベントです。
http://www.asahi.com/international/shien/TKY201005200217.html

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捕鯨問題で溝埋まらず 赤松農相、豪外相と会談

2010-05-21 | アイヌ民族関連
【共同通信2010/05/20 12:12】
 赤松広隆農相とオーストラリアのスミス外相は20日、都内で会談し、日本の捕鯨や両国間の経済連携協定(EPA)について意見交換した。捕鯨への理解を求めた赤松農相に対し、スミス外相は反捕鯨の立場をあらためて表明。両者とも従来の主張を譲らず、溝は埋まらなかった。
 赤松農相は「クジラは日本の食文化。理解してほしい」と述べたが、スミス外相は「外交の場や国際捕鯨委員会(IWC)で交渉して解決するのが望ましいが、国際司法裁判所に提訴する権利は留保したい」と応じ、南極海での捕鯨中止を重ねて求めた。
 EPAについては、赤松農相が「日本には(生産者の問題など)センシティブな事情がある」と配慮を求める一方、スミス外相は「両国の国益のためにも早期の妥結を望んでいる」と積極的な姿勢を示した。
 両国のEPAは2007年から交渉が続いているが、酪農など農業分野での日本の関税引き下げなどが障害となり、協議が難航。
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052001000340.html

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話題:古式舞踊を披露へ 22日の日中韓環境相会合で 千歳アイヌ文化伝承保存会

2010-05-21 | アイヌ民族関連
(毎日新聞 2010年5月20日 22時43分)
 北東アジア地域の環境政策や環境問題を話し合う第12回日中韓3カ国環境大臣会合(TEMM12)が22、23日、千歳、苫小牧両市で開催される。22日の会場となる千歳市では、夕食会でアイヌ古式舞踊を披露する千歳アイヌ文化伝承保存会(石辺勝行会長)が最後の練習に励んでいる。
 「アイヌの文化を紹介したい」と環境省から依頼を受けたのがきっかけ。保存会会員は70~80代を中心に約30人。当日は、16歳の男子高校生も含め13人がクーリムセ(弓の踊り)▽ポッポ(座り歌)▽ホリッパ(輪踊り)--など4種類を披露する。
 地域の行事などで踊る機会はあるものの、3カ国の大臣たちの前で披露することに「アイヌの存在、文化を世界に発信していく重要な機会。気持ちを新たに厳しくやる」(石辺会長)と意気込んでおり、18日夜も保存会の人たちの拠点となっている蘭越生活館に集まり、歌と踊りを繰り返し練習した。
 また、千歳市役所ロビーでは市内の企業、団体の環境への取り組みをパネルで紹介。同市市民協働推進課は「これを機に環境問題への取り組みの啓発と、千歳市観光のPRができれば」と話している。【円谷美晶】
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20100520hog00m040003000c.html

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【10年前のきょう】フィジーで武装グループが首相を監禁

2010-05-20 | 先住民族関連
(msn産経ニュース 2010.5.20 03:09)
 □5月20日=1、国際面
 南太平洋の島国フィジーで先住民系の武装グループが首都スバの国会議事堂を占拠し、インド系のマヘンドラ・チョードリー首相と閣僚7人を国会議事堂内に監禁した。先住民系のマラ大統領は非常事態を宣言。しかし、騒動に便乗した放火や略奪事件が相次ぎ混乱状態に陥った。
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100520/acd1005200311001-n1.htm

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コロンビア:「沈黙の病」シャーガス病と戦う

2010-05-20 | 先住民族関連
(国境なき医師団 2010年05月19日掲載)
 アンヘラは、コロンビアのアラウカ県にある先住民の集落ヘナレロスに住んでいる。2010年4月、彼女の7人の子どものうち2人がシャーガス病の治療を終えた。シャーガス病は、人びとが粘土と、わらでできた家で暮らしている農村地方に多く生息する昆虫によって媒介される病気である。アンヘラは、治療を終えたジョスネとマルジェリのほかにも、さらに2人の子どもが、この病気にかかっていることを発見した。
シャーガス病は、ラテンアメリカのほとんどの国で風土病となっている。コロンビアでは、アラウカ県が最も感染者の多い地方の一つである。この病気はクルーズ・トリパノソーマという寄生虫により引き起こされ、主にコロンビアでは「ピト」という名で知られる吸血昆虫サシガメによって媒介される。感染しても数年間症状が現れない場合があるが、治療しなければ、心臓疾患や消化器の機能不全などの深刻な健康問題を引き起こし、死に至る場合もある。
一次医療にシャーガス病の治療を導入
2009年末、国境なき医師団(MSF)は、ベネズエラと国境を接する紛争地域、アラウカ県で既に開始していた移動診療による基礎的な医療に、シャーガス病のスクリーニングと治療を加えた。MSFにとって、紛争地域でシャーガス病の治療を行うのは、これが初めてである。MSFのアラウカ県におけるプログラム責任者、パトリック・スワルテンブルックスは語る。
 「これは大きな挑戦です。シャーガス病の治療には2ヵ月にわたって継続的な経過観察が必要ですが、この地方では治安の問題や武装勢力による道路封鎖が原因で、目的の集落にまでたどりつけないという懸念が常にあるからです」
スクリーニングを最初に行ったのが、アンヘラと7人の子どもが住んでいるヘナレロスの集落であった。生後9ヵ月から18歳までの子ども97人から採取した血液サンプルから、11人が陽性であると確認された。MSFのアラウカ県におけるプログラムの医療責任者、ラファエル・エラソ医師は次のように述べる。
 「ヘナレロスで、じつに高い割合で感染者が見つかったことに驚きました。しかし幸いにも、他の集落ではこれほどの割合に達しているところはありませんでした」
顧みられない沈黙の病に対する60日間の治療
アラウカ県で活動するMSFのチームは、これまでに10ヵ所の集落で1617人の血液サンプルを採取し、514人分の検査を終えた。その結果、28人に1人がシャーガス病陽性と診断された。感染が確認された患者には、まず健康診断を行った後で2ヵ月間にわたる治療を開始する。この手順は、患者が既に病気を発症しているかどうかを確認するために重要である。エラソ医師は語る。
「例えば患者が重度の心臓合併症を発症している場合、私たちにできる治療はほとんどありません」
治療を行っている間、MSFは週に1度ヘナレロスを訪問した。なぜならば、通常、副作用を伴うため、経過観察や患者に治療を途中でやめないよう励ましたりすることが重要だからである。エラソ医師は説明する。
 「中には、『私の子どもは元気だったのに、MSFのくれた薬を飲んだら皮膚の発疹や脚の痛みが起こるようになった』と言う人もいます。そのため、健康教育を担当するスタッフが患者とその家族のもとを訪ね、シャーガス病は死に至る、沈黙の病であることを改めて説明しています。治療を続けることが重要であり、副作用はいずれ消えることを強調しています。もし治療をやめれば、子どもは年をとってから重い心臓疾患を患う可能性があり、畑仕事をすることも歩くこともできなくなり、いつも疲れた状態で、死に至る場合さえあるのです」
最初の11人の子どもは治療を終えたが、まだ課題は残っている。
2010年4月にヘナレロスでシャーガス病陽性と診断された11人の子どもは全員治療を終えた。1年後に、ジョスネとマルジェリは再感染の確認のために、再び検査を受ける。なぜなら彼らが、この集落では一般的な「サシガメが生息しやすい」とされる家に今後も住み続け、またアラウカ県の他の先住民集落では再感染が問題となっているからである。MSFはアラウカ県の保健当局に対して、定期的に殺虫剤を散布するよう働きかけている。これはシャーガス病の感染を低減し、再感染を防ぐために不可欠だからである。エラソ医師は語る。
「もし家からサシガメを駆除しないままであれば、60日間の治療も、啓発活動も、副作用も、集落への訪問も、すべてが無駄になり、再感染が起こってしまうでしょう。私たちは、保健医療機関にさらに媒介虫駆除に力を入れるように要望すると同時に、治療が可能であることも伝えています」
http://www.msf.or.jp/news/2010/05/4777.php

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アイヌ教育、積極的に 文化機構、教師用の指導書作製

2010-05-19 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 05/19 07:12)
 アイヌ民族の歴史や文化を紹介する小中学生向け副読本の活用を広げようと、財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌)は副読本の教師用指導書を作製、全国の小中学校に配布した。指導のポイントを分かりやすく解説しており、同機構は「アイヌ教育に積極的に取り組む学校が増えてほしい」としている。
 「教師用指導書 アイヌ民族 歴史と現在」は、A4判61ページで4万部を作製。道内には各校3部ずつ、道外には1部ずつを3月末に郵送した。副読本の縮小コピーを中央に示しながら「アイヌ語地名から、そこにはアイヌ民族が先住していたことを気づかせたい」などと指導のポイントや民族の歴史のエピソードなどを記している。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/education/232163.html

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銃・病原菌・鉄―1万3000年にわたる人類史の謎 [著]ジャレド ダイアモンド

2010-05-19 | 先住民族関連
(週刊朝日2010年5月21日号)

[評者]永江朗
■よくぞ絶版にせず耐えた
 あちこちの書店のランキングにジャレド・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』が登場している。どうして? と思った。というのも、この本が出たのは2000年の10月。もう10年も前の本なのだ。なんでいまごろ? という疑問はすぐ解けた。「朝日新聞」読書面の企画、「ゼロ年代の50冊」で1位に選ばれたのである。
 「ゼロ年代の50冊」は、書評の書き手など151人からのアンケート結果。ゼロ年代、つまり2000年から2009年の間に出た本から50冊を選んだ。ちなみに2位は村上春樹『海辺のカフカ』で、3位は町田康『告白』。
『銃・病原菌・鉄』は人類史に関する本である。問いがユニークだ。なぜ人間はその住む地域によってまったく違う発展をとげたのか。たとえばヨーロッパ人はアメリカ先住民を征服した。どうして逆じゃなかったのか。人種間、民族間で、知的能力の差はないことがわかっている。ならば同じように発展してもいいはずではないのか?
 キーワードとなるのが、書名になっている銃と病原菌と鉄だ。これはもう偶然の産物としかいいようがない。たまたま与えられた条件がそうだったから、ヨーロッパ人とアメリカ先住民の文化の違いが生まれたのである。いわゆる先進国は、べつにその地域の人たちが他の地域の人より優れていたり努力したから成功したわけじゃない。たんにラッキーだったのだ。本書はまるでミステリーのように読め、知的興奮を味わえる。
 それにしても、と思う。出版界では「いまどき新聞書評なんて効かないよ」などとよくいわれる。書評が載っても本は売れない、という意味である。ところがどうだ。読書面の企画で取り上げられると、10年前の本でも全国の書店で売れるのだ。まだまだ書評欄には力がある。しかも出版元の草思社は、この間いちど“倒産”して文芸社の支援で甦った。よくぞ『銃・病原菌・鉄』を絶版にせず耐えたものだと思う。その意味でもこのベストセラーは感慨深い。
http://book.asahi.com/aisare/TKY201005170190.html

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ビビアン・スーに先住民族の誇り!慈善家の母親と仲良く始球式に登場―台湾

2010-05-18 | 先住民族関連
(レコードチャイナ 2010-05-17 18:07:43 配信)
2010年5月16日、台湾先住民族による軟式野球大会「第一回原郷杯」の発表イベントが行われ、人気女優のビビアン・スーとその母親が出席した。新浪網が伝えた。
 翌17日に開幕予定の「第一回原郷杯」は、原住民国際芸文産経交流協会が主催の台湾先住民族による軟式野球大会。発表イベントには、自身もタイヤル族出身のビビアン・スーが、同協会の理事長を務める母親と一緒に出席した。
 始球式ではバッターボックスに立ったビビアンだが、ボールを打つのは初めてで、開始前に叔父の指導を受けて猛特訓したとのこと。その成果を見事に発揮して一発で命中させ、観客を大いに盛り上げた。
 チャリティーに熱心なことでも知られるビビアンだが、特に台湾の先住民族の恵まれない家庭の子供たちに対しては特別な思いがあるよう。各地の小学校に対して毎年、母親と一緒に多額の寄付を続けている。(翻訳・編集/Mathilda)
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=42179&type=5

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【創る】 ダチョウ、エミュー商品

2010-05-18 | 先住民族関連
(十勝毎日新聞 2010年05月17日 14時16分)
鹿追・菅原牧場
「友情の証し」ストラップ人気
 1つの毛根から2本の対をなす羽毛が生えているエミューの羽根。オーストラリアの先住民アボリジニは、この羽根を「友情の証し」にしていたという。
 長さ1、2ミリの毛根にニッパーを使って金属をかませながら説明してくれたのは、町内では唯一のダチョウ農家の菅原和一さん(54)。町瓜幕の牧場でダチョウ20羽、エミュー3羽を飼育している。ものの1分で羽根をキーホルダーに付けて携帯ストラップを完成させたが、手作業での仕上げに「年を取ると目と肩にくる。厳しい作業だよ」と目を細めた。
 菅原さんはもともとは酪農家だったが、病気を患い、搾乳の姿勢がつらくなった。このため1997年、卵の生産効率が高く、飼育の作業負担が少ないダチョウとエミューの牧場へと転換した。
 ダチョウやエミューの関連商品は15種類前後に及ぶ。道の駅しかおい、同うりまくで販売され、携帯ストラップは売れ筋の1つ。ほとんど静電気を帯びないというダチョウの羽根で作ったダスターのほか、重さ数キロはあるダチョウの卵も、食用としてはもちろんだが、無精卵の中身を抜いた殻だけでもエッグアートの画材として人気がある。食品も数多く、ジャーキーやサラミ、生ハムなどに加工されている。
 菅原さんは「羽根も肉も何にでも商品化でき、無駄が少ないエコな動物」と、自慢のダチョウとエミューに誇らしげだ。(藤原剣)
<メモ>
 鹿追町瓜幕西24線25。主な商品はエミューのストラップ(300円)、ダチョウの羽根のダスター(2100円、ミニサイズ1575円)や卵(4200円)、肉製品など。。問い合わせは道の駅うりまく電話0156−67−2345。
http://www.tokachi.co.jp/feature/201005/20100517-0005383.php

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