どうも2週間毎に400ml以上の血液採取をされていたようですね。血液を採取しているのは、吸血鬼ことロシアのドクターAlekseyさんです。
今回は、Oliver Knickelの報告です。
Oliverさんなんだか楽しそうですが・・・。
ESAの科学的プログラムのMars500隔離研究に参加するローマの永遠の市からのグループがいるとのことです。
すみませんローマの永遠の市(the eternal city of Rome)という表現は、適切ですかね?どなたか教えていただけると嬉しいです。
とにかくその彼らは、西欧の国々の50歳以上の集団の中に広く広がる血管損傷とあるタイプの糖尿病の両方が主として社会的ストレス、運動不足と栄養不良が原因であることを発見したそうです。
宇宙環境は、まさにこのようなストレス状態を与え、身体を動かすことや十分な栄養を取ることに制限が有ります。そして、ゆっくりと身体を悪い方向へ向わせ、心臓血管に関するリスクを増大させるとのことです。
その科学者達は、血液中のCortisolとLeptinの量や指から採取した血液、尿そして唾液中のglucoseのような免疫とホルモンの因子を測定することで人体へ引き起こされるダメージの総量を測定する方法を見つけたそうです。
詳細は、下記にて
http://www.esa.int/SPECIALS/Mars500/SEMAKRZVNUF_0.html
このようなストレスを防ぐ効果的方法を開発するのに成功したら、火星などのような将来の長距離の任務での宇宙飛行士の健康管理を助けるだけではなく、地球上の高齢者の健康維持にも物凄い改良を提供することが期待されますね。
ところで、5月12日は、Oliverさんの誕生日だったそうでMARS500のクルーのみならず関係者やもちろんガールフレンドからたくさんプレゼントを貰ったとのこと。
楽しそうですね~。
Cyrilleさんが写真を撮ってるんですね。
Oliverさんは、とても喜んでいますが、ここにアメリカや日本の仲間がいないことを残念がってます。日本も参加して欲しいものですが、まだ難しいでしょうね。
心配なニュースですが、5月12日のまさしく0時過ぎに空気の浄化と調節システムに異常が発生したとのこと。温度が最大30℃まで上がって、二酸化炭素や一酸化炭素濃度が増加したようですね。でも、空気清浄機のフィルタとコンデンサーを交換することで解決したとのことです。
良かったです。あと1週間で丁度中間地点となるので、更に頑張ってもらいましょう!