7月15日のMarsDailyによりますとNASAは火星探査用のローバーの訓練の為、オーストラリア北西部の未開地Pilbara地域で活動しているそうです。
2010年8月12日の当ブログでやはりMarsDailyの記事で紹介した場所です。
その時の記事では、下記のように記載してますが、NASAが実際に実行していたんですね。
「火星のNili Fossaeの類似環境が地球の西オーストラリアの東Pilbara地域のArchean火山だろうという議論もしているとのことです。
火山活動による熱水環境での生命活動が40億年前の火星の状況を再現できると考えるとわくわくします。」
NASAの遠征隊は、オーストラリアで35億年前の微生物の化石を探しています。
Pilbara地域は、火星に似た環境があるようです。行ってみたいですね!
そして、Pilbara地域で微生物の化石を探すことで、火星で生命を探査する時の手がかりを求めているということです。
どこをどのようにどうやって何を探せば、探し物は見つかるのでしょうか?
バイキングの地表の土の最初の分析結果の騒ぎを思い出します。
我々は、何を探したら良いか十分に理解していないし、準備も出来ていないのでは?と不安になりますが・・・
なでしこジャパンと同じでどんなに苦しくても諦めない気持ちで頑張りましょう!
Christopher McKay(NASA Ames Research Center)さんは、「Pilbara地域で見る微生物そのものや構造は、我々が見つけることが出来るほど十分に大きい」と言ってます。
火星でもローバーがそこへ行くことができれば、必ず見つけられるということです。
Christopher McKayさんは、Huygens probe、Phoenix landerそしてMSL(Mars Science Laboratory)に関係しています。
火星協会や惑星協会のメンバーでもありますね。
NASAがPilbara地域のどの辺でテストを実施しているか調べたらThe West Australianのネット記事でオーストラリア火星協会も参加して宇宙服の実地テストが行われている様子が紹介されていました。
科学者たちは、Pilbara遠征は、Nullagine、 North Pole、 near Marble Bar、 Port Hedland そして Karrathaなどと同様に火星での生命探査と理解に役立つといってます。
やれることは、何でもやって、行ける所へは、どこでも行きましょう!