火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

お帰りなさい!お疲れ様!

2011-10-10 22:38:51 | 520MARS
事務局の持っているMARS500のスケジュールに拠れば、9月24日に地球軌道に到着しているはずですが、ロシアのMARS500のサイトは8月14日の植物工場から更新されていません。
どうなってるのかと思っていたところ、ESAのMARS500のサイトが10月10日に更新されました。
いきなり11月8日の記者会見のお知らせです。
11月4日に着陸して、4日間の検疫を済ませてからいよいよ6人のクルーがハッチを開けて出てくるそうです。


改めてクルーを紹介します。
ESAから Diego Urbina (Italian/Colombian)と Romain Charles (French)
ロシアから Sukhrob Kamolov、Alexei Sitevそして Alexandr Smoleevski
中国からWang Yue

Mars500は、無重力状態、放射線および実際の惑星間の宇宙飛行を除いて、実際の宇宙飛行の様相をほとんどすべて正確にシュミレーションした火星への有人探査のための最初のそして完璧な実験です。
約1年半の閉鎖実験は、今後そう遠くない未来に、実際に人類が地球の低軌道を超えて深宇宙へと旅立つ時に必要な情報を数多く集めてきました。
MARS500の目的は、技術的な問題ではなく長期間の密室での人間の振る舞い及び適応力をテストすることでした。
現時点では、事務局は実験結果の情報は全く掴めていませんが、特に問題なく地球-火星間を往復できる力が人間にはあることが証明されたようです。
詳しい報告がレポートなり論文で公表されることを期待して待ってます。
とにかく6人のクルーに「お帰りなさい!お疲れ様!」と言いたいですね。

記者会見は、11月8日11時から登録受付が始まり、12時から会見が開始されるとのこと。
詳細は、10月17日に発表されるとのことです。

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