惑星協会のEmily Lakdawallaさんのブログで2月27日と3月5日(CST)に亘って彗星C/2013 A1(Siding Spring)について詳報されています。
「C/2013 A1」は、黄道の南から上昇してきて火星の進行方向と反対方向へ通り過ぎると予想されています。
最接近距離は、約41,000kmとなる予想です。
この数字は、お互いの中心距離からの数字ですので、火星表面からとしますと38,000km以内に接近することとなります。
下図は、EmilyさんがJPLのデーターを基に作成したものだそうです。
火星には、現在静止衛星はありませんが、静止衛星軌道は、20,000km以内となります。
2月16日に地球近傍を通過した小惑星「2012 DA14」は、27,700kmと地球の静止衛星軌道の内側を通過したのですから、「C/2013 A1」が火星に及ぼす影響は、少ないと考えられます。
しかしながら、「C/2013 A1」は彗星であり、太陽に近づくために生成するコマが約100,000kmの長さとなる見込みです。
そのコマは、火星から遠ざかる方向に棚引くようですので、これは安心材料ですが、彗星本体から噴出した粒子が火星探査機へ影響を及ぼす可能性があるか無いかが懸念として残っているとのことです。
粒子の大きさは、ミリメートル以下から数センチメートルの範囲で密度も低いので火星周回機に影響が出ることは、少ないということです。
しかしながら、彗星と火星との相対速度は、秒速56kmとなるとのことです。大変だ!
火星で発見されている最小のクレーターは、10cmです。
ある研究によれば、表面へ到達することができる最も小さな物体は、直径約5ミリメートルということです。
地上の探査機への影響があるのではないかとEmilyさんは、懸念して天文学者のMike Kelleyさんに問い合わせたそうです。
結果は、現時点では、何も劇的なことは起こらないだろうというものでしたが、来年10月19日に近くなったら再度計算しなおしたいとも言っています。
Emilyさんは、火星探査機による彗星「C/2013 A1」の撮影が行われることを確信していると言ってます。
Curiosityたちがやってくれると信じてます。
どんな画像でしょうか?楽しみですね。
火星からの天体観測の始まりかも知れませんね!