火星への道

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MARS ONE とは・・・

2013-05-04 21:08:49 | 火星への入植

MarsOneの応募者は、2万人を超えるまでになっているようです。
日本からは、今のところ二人ですね。
クルーの選抜は、以下の通りです。
1.候補者の中から、MarsOneが適性がないと判断した人々を省きます。
2.次に、それぞれの地域にいる選考委員3人による面接が行われ、そこでさらに選考が行われます。
3.各国での選考になります。ここではそれぞれの国民にも参加してもらい人選します。
  この段階で、自国の大使として火星に送りたいかどうかを、決めてもらう。
  国民で1人選び、MarsOneでも1人選びます。
  そして各国から2人が、今度は国際選考に進みます。
4.国際選考では、2015年から2018年までの間に4人のグループを6から12組選び、彼らを訓練するという方法をとります。
  できるだけ多様な国の参加者から成るグループを目指し、互いにうまくやっていけるチームであるかどうかも判断する。
5.2022年に、第1回のミッションに参加する飛行士チームを選ぶ。

詳しい内容は、Bas Lansdorpさんのインタビュー記事に書かれています。

事務局は、Mars Oneについてどう評価してよいか迷っていますが、惑星協会のEmily Lakdawallaさんがブログで下記のように言ってますので、参考にしたいと思ってます。
大変冷静で公平な態度だと思います。見習いたいものです。 

彼女は、4月22日のMars Oneの記者会見で司会を務めました。以下、Emilyさんのブログの引用です。

*わたしは、彼らが誰か、また、何を遂行しようとしているかMars One自身に説明させたいと思っています:
「Mars Oneは、私たちが繁栄し学習し、成長する永久の居留地の基礎を設立するために2023年に火星に人を送り込む非営利事業体です。
Mars Oneは、最初の乗組員を送り込んむ前に、その後2年毎に宇宙飛行士を送り込むことが出来る居住可能な居留地を確立するつもりです。
これを遂行するために、Mars Oneは、完全に既存の技術に基づいた正確で現実的な計画を立てました。
それは、宇宙探査での既存のサプライヤーおよびエキスパートの統合による活動で、経済的に論理的に実現可能です。」

*22日の記者会見は、宇宙飛行士選択プログラムの発表を含むでしょう。
Mars Oneのホームページ上にこの関係のヒントがあります:
「私たちは、このミッションに多くの人が参加することを期待してます。
あなた達と私たちのビジョンの共有によって、私たちの支援によって、恐らく、あなた自身が火星の宇宙飛行士となることでしょう。」

*私はウェブ放送された動画をブログに載せています。出席者は、以下の通りです:
Bas Lansdorp, Co-Founder and CEO, Mars One
Gerard 't Hooft, Nobel laureate and Ambassador of Mars One
Norbert Kraft, Chief Medical Officer, Mars One
Grant Anderson, Sr. VP Operations, Chief Engineer and Co-Founder, Paragon Space Development Corporation
Bryan Versteeg, Mission Concept Artist, Mars One

*惑星協会は、Mars Oneのスポンサーではありません。
しかし、私たちは、このような活動を評価します。
私たちは、非常に多くの私的に資金提供された組織が宇宙に人間を行かせることに目標を定めるのを見て大いに喜びます。
また、私たちは、彼らが成功することを望みます。

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上空からの風景

2013-05-04 11:42:24 | 火星協会

Crew 129Team Russiaが4月26日にMDRSでロケットを打上げて上空からビデオを撮影したそうです。

下図は、上空からの映像です。
赤い矢印は、ハブとクルーメンバーが写っているとのことです。
手前がメンバーで上方がハブのようですね。

426-JournalistReport によりますと、
ロケットを打上げる目的は、次の通りです。
1.将来の火星入植者が周辺地域を把握するために上空からの写真が有用である。
2.離れた入植地との連絡のために小包・郵便などを送ることが出来る。
3.宇宙服を着てロケット打上する際の問題点の把握。
4.火星環境でのロケットの打上から着地までの追跡の可能性の把握。
5.ちょっとしたショー的要素があり、興味深い。

アメリカではロケット打上げについては、450グラム未満であれば購入と打上げに制限が無いそうです。

しかしながら、この大きさのロケットでは、十分な解像度のビデオカメラを搭載できないとの事です。
用意できたビデオカメラの解像度は、(640*480 30fps)でした。
更に、2週間と言う短いミッション期間では、十分なテストが出来なかったと嘆いています。

また、ロケット購入時に間違えたロケットを購入してしまったそうです。いろいろ有りますね~

・購入予定だったのは、Estes Maxi Alpha III
http://www.estesrockets.com/rockets/kits/skill-2/001903-maxi-alphar-3

・実際に購入したのは、Estes Alpha III(高度計を積んでいる点は、良かった。)
http://www.estesrockets.com/001427-alpha-iiir-launch-set

ALEXANDER ILINさんが中心になってロケットの組立をしたようです。趣味がロケット光学とは・・・
パラシュートなどを取り付けたロケットの仕様は、以下の通りです。 

- 長さ 0.7m
- 直径 0.03m
- 重量 120g(エンジンを除いたビデオカメラ込みの重量)

ロケットエンジンは、ソルトレークシティーで前もって買ってたそうです。
なーんだ。やる気満々で来た訳ですね。
買ったのは、3つのEstesC6-7(より大きなロケット用の)と3つのEstesB6-4(アルファIIIのための)です。

Estes Alpha IIIは、Estes B6-4エンジンで2度試験的に打ち上げをしたそうです。
高度計によるピーク高さは、160および161メーターを記録しました。
その後、自作のロケットが打ち上げられました。それが上記の画像ですね。
到達高度は、~120メーター(計算上は、160メーターと垂直のフライトの最大高さだった)のピーク高度でした。
不運にも、Estes C6-7にとっては、搭載重量が重すぎたようで、エンジンが燃えてしまい、7秒後にパラシュートを放出しました。
更に不運なことにパラシュートの放出が遅すぎたため、ロケットは地面に激突してしまいました。
カメラは壊れていましたが、それからデータを得ることができました。

今回の結論:
- EVAスーツで微調整と微妙な仕事を作業するのは非常に難しい。ロケットはハブ内部で準備するべきです。
- 平らな赤い表面でロケットを見つけるのは簡単です。必要とするただ一つのことは、ロケットの色を赤ではないものを選ぶことです。

でも、まだ諦めずにチャレンジするようです。
「私たちは3台のエンジンを持っています。したがって、私たちはロケットの打上を繰り返す予定です。」と言ってます。

頑張って!

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