火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

いよいよ活動開始!

2013-05-10 12:04:20 | MSL

5月9日にやっとWhat'sNewに火星からの新しい情報が来ました。
ドリルをする第2の目標を決めたそうです。
下図は、その "Cumberland,"です。イングランドの地名のようですね。
ドリルをしようとしている位置は、画像の右下部分だそうです。 
Sol192(2月19日)に右のMastcam-100で撮影されました。 

John Klein”とよく似た岩で下図のように2.75メーター離れたところに位置してます。
”John Klein”でドリルによって採取したサンプルの分析結果を確認するため再ドリルを行います。
クロスコンタミネーションを少なくするつもりですね。
今回、クロスコンタミネーションが問題となっているということは、今後の探査機に搭載するサンプル採取システムに改良の余地があるということですね。
使い捨てにするとか、洗浄方法を工夫するとかが必要かと・・・
*コンタミと言わずにわざわざ「クロスコンタミネーション」と言っているので、念のためWikiで確認しました。
「コンタミネーションの一種に、クロス・コンタミネーションと呼ばれるものがある。これは検査試料や実験対象になるサンプル間での混入を意味し、例えばある患者から採取した遺伝子サンプルに別の患者のサンプルが少量混入する場合などがこれに当たる。」

結果が楽しみですが、"Cumberland,"でのドリルによるサンプル採取が終わったら、この付近のいくつかを調査するとの事です。
その後、いよいよ Mount Sharpの麓を目指して出発することとなります。
こうしてみると9ケ月経った今でも着陸地点からほとんど離れておらず、これからの道のりが遠く感じられます。
しかしながら、逆に着陸地点が如何に理想的な場所であったかと改めて思います。
NASAのミッション遂行能力の高さと情報公開を含め進め方の正しさが証明された形ですね。 

コメント
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