7月8日Airbus Defence and Spaceが2016年のミッションのEDM(the Entry, Descent and Landing Demonstrator Module)の為のヒートシールドを完成したと発表しました。
EDMは、Schiaparelliと呼ばれていますね。
下図がSchiaparelliのヒートシールドで、前と後ろの2枚で構成されています。
左が火星大気突入時に前にあるフロントシールドで直径 2.4メートル、質量 80キログラムで90枚のタイルからなり、最大1,850度の高熱に耐えることができます。
右がリアシールドでパラシュートが収まり、質量 20キログラムで12種類の異なるタイプの93枚のタイルからなっています。
2016年1月にプロトンMロケットで打上げられる予定。
*Space Airbus Defence and Space :Airbus Groupの1部門で、従業員 4万人、総利益 140億ユーロの防衛・宇宙企業です。ヨーロッパで一番大きく、世界で2番目に大きい。
Schiaparelli(EDM)の着陸サイトは、下記の赤い★のところです。Opportunityの近くですね。
EXOMARS 2018年の着陸候補地は、現在下記の4ケ所となっています。
Mawrth Vallis (2ケ所重なってます)、Oxia Planum、Hypanis Vallis、Oxia Palus