火星への道

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CubeSat、お供いたします!

2015-06-21 14:11:08 | InSight

6月12日のJPLのニュースによりますと、InSightにお供が付くとのことです。
お供は「MarCO:Mars Cube One」と言う可愛い名前です。
下図の通信機能を持った2機のCubeSatで、JPLは、「初の惑星間CubeSatの準備が整った」と言ってます。
InSightにお供して火星まで行くそうです!CubeSatが深宇宙へ行くのは、これが初めてのようですね。

動画は、下記にて
https://www.youtube.com/watch?v=dS_Q7BFGuu0

MarCOのミッション概要は、こちら

MarCOは、InSightとともに、2016年3月、Vandenberg Air Force Base(California)からAtlas V ロケットで打上げられる予定です。
2016年9月28日にInSightは、火星大気圏に突入し、着陸をします。(EDL:Entry、Descent、Landing)
EDL時の通信の中継は、MRO(NASA's Mars Reconnaissance Orbiter)が行います。
従って、今回MarCOは、居なくても良い気楽な立場なのです。
なぜ、MarCOによる着陸機との通信の確立を試験するかと言うと、MROだけですと、InSightが着陸に成功したことを確かめるまでに1時間以上待つ必要があるのです。
MarCOは、即座にInSight着陸成功の情報を地球へ伝えてくれるはずです。
これが成功すれば、着陸機は、いつでもお供にCubeSatを連れて行けば、とりあえず地球との通信が確保できるようになる訳です。
火星どころかもっと遠いところへ行く時には、更に、頼りになるお供となることでしょう!
凄い!安い!可愛い! 

下図は、MarCOの実物大の模型を見ているJPLのJoel Steinkrausさん(Mechanical engineer)と  Farah Alibayさん(systems engineer)です。
MarCOは、 大体ブリーフケースの大きさで、11.8センチメートル×24.3センチメートル×36.6センチメートルです。 
 

*凄いことですね!こんなおもちゃみたいなCubeSatがこんなに頼りになるなんて!
CubeSatがますます活躍する時代が始まっているようですね。

コメント
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