3月末、NASAが月近傍に火星への出発基地としてDeep Space Gateway (DSG)を建設する構想を発表しました。
DSGを中継点として、Deep Space Transport (DST)が地球重力圏を脱出して火星などを目指します。
4月7日のGigazineさんに詳しく載っていますので、メモしておきます。
http://gigazine.net/news/20170407-nasa-journey-to-mars-detail-plan/
2018年から2025年にかけて必要なモジュールを順次打ち上げてDSGを建設します。
DSGの完成後、DSTの打ち上げが2027年に実施される。
2028年から2029年にかけて、安全確認を含めいろいろなテストを実施する。
そして、問題がなければ、いよいよ火星へ出発する計画です。
下図の左側がDSGです。
右側には、オライオン宇宙船が近づいてくる様子が描かれています。
下図は、DSGとDSTの想像図です。
3月28日のNASAの発表は、下記サイト
https://www.nasa.gov/feature/deep-space-gateway-to-open-opportunities-for-distant-destinations
3月28日付け「Progress in Defining the Deep Space Gateway and Transport Plan」資料は、下記サイト
https://www.nasa.gov/sites/default/files/atoms/files/nss_chart_v23.pdf
3月30日付け「Human Exploration & Operations」資料は、下記サイト
http://japanese.engadget.com/2017/04/04/deep-space-gateway/
2016年8月10日のEngadgetさんの下記の記事には、NASAがLEO(地球低軌道)よりも遠い深宇宙での居住モジュールの製造を計画しているという記事があります。6社の民間企業が参加してます。
( Boeing、Lockheed Martin、Orbital ATK、Sierra Nevada、NanoRacks、Bigelow Aerospace)
http://japanese.engadget.com/2016/08/10/nasa-6/
*すごく具体的に火星への道が動き出したという印象です。今後も注目していきます。
それにしても、ここまでやるのなら宇宙エレベーターも計画に載せてほしいものですね。