Insightから火星の風による振動の音が送られてきました。風速は、5~7メートルとのこと。
Insight搭載のSEIS(地震計)と気圧計による観測ですね。
*SEIS(地震計:火星内部活動の震動および他の活動の正確な測定)
初めての火星からの音です。下記サイトで聞いてみてください。
InsightのHPです。
https://mars.nasa.gov/news/8397/nasa-insight-lander-hears-martian-winds/?site=insight
youtubeです。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=yT50Q_Zbf3s
日本語の記事
NHK:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181208/k10011739741000.html
CNNの記事:https://www.cnn.co.jp/fringe/35129837.html
でも、マイクロフォンによる直接的な音ではないことが少し残念です。
そして、1999年1月に打上げられて、12月に火星着陸を目指して火星大気圏に突入後、着陸に失敗したMars Polar Lander のことを思い出しました。
そのマイクロフォンは、米惑星協会が作成したものだったのです。
Mars Polar Landerの概要:https://mars.nasa.gov/msp98/lander/fact.html
Mars Polar Landerのマイクロフォン:https://mars.nasa.gov/msp98/lidar/microphone/index.html
下図は、Mars Polar Landerと思われる火星地表面の画像
(C)NASA / JPL / MSSS
失敗の原因は、失敗学会のこちらの記事で。
「コスト削減で火星探査機が消失」http://www.shippai.org/fkd/cf/CA0000640.html
でも、次のアメリカの火星探査機MARS2020に2つのマイクロフォンが搭載される予定です。
待ち遠しい!