4月4日のCNNの記事で、NASAが2033年に有人火星着陸を達成するための道筋を発表したことを伝えています。
スケジュールは、2024年に月面に宇宙飛行士を着陸させ、2033年に宇宙飛行士が火星に到着する。そして、2年ほど火星に滞在するということです。
コストとして、ホワイトハウス管理予算局が3月11日に発表した連邦予算要求によりますと、NASAに合計210億ドルが与えられることになりました。そのうちの約50億ドルが新しい打ち上げシステム(SLS)メガロケットを含む深宇宙探査システムの研究開発に割り当てられます。
因みに、NASAの1960年から1972年までのアポロ計画全体では、6回の月着陸を成功させましたが、その費用を今日の金額でインフレ換算すると合計2,200億ドルの費用がかかったと推定してます。それは、着陸あたり平均約370億ドルです。
なんだか、大幅な予算縮小のようですが、NASA長官Bridenstine氏は強気の説明をしています。
要は、科学技術の進歩によってロケット等の建造費や打ち上げ・運用などの費用がアポロ時代に比べて安くできると主張しています。
CNN.co.jpの記事は、こちら:
https://www.cnn.co.jp/fringe/35135256.html
CNNの英文記事は、こちら:
https://edition.cnn.com/2019/04/03/us/nasa-mars-mission-2033-scn-trnd/index.html
space.comの記事は、こちら:
https://www.space.com/nasa-moon-2024-landing-mars-2033.html
NASAの「Human Journey to Mars Thoughts on an Executable Program」資料は、こちら:
https://www.nasa.gov/sites/default/files/files/Naderi_JPL_Study_of_Humans_to_Mars_NAC_Final_TAGGED.pdf