5月24日、NASAはSpiritとの交信回復を5月25日を最後に断念することを発表しました。
2010年3月22日を最後に通信が途絶えてから機会あるたびに交信を試みてきましたが、今回の発表となりました。
火星の冬は厳しいですね。姿勢制御が出来れば、と思っていましたが、残念です。
2003年6月10日に打上げられ、2004年1月3日に火星に着陸して以来約6年間活躍した訳です。
担当者がSpiritの活動を振り返っている動画も紹介されています。
2009年5月、トロイと名付けられた砂地で車輪が砂に捕られ、動けなくなっていました。
その後は、その場で観測を続けていましたが、脱出のための試みが2009年11月17日から断続的に行われて来ました。
しかしながら、結局NASAは2010年1月26日に脱出を断念し、静止観測を続けると発表していました。
その間NASAは、火星の土を再現して予備のローバーでどう車輪を動かしたらよいか、かなり検討していましたが・・・
電力不足ですね。
こちらのサイトでSpiritが見たトロイからの景色を見ることが出来ます。
初期の計画よりも長期に活動して多くの情報を送ってくれました。心から、お疲れ様と言いたいです。
今後は、NASAの深宇宙探査の資産(地球上の設備や火星軌道上の周回機:Mars OdysseyとMars Reconnaissance Orbiter)は、今年末打上げ予定のMSLミッションに傾注されることとなります。
でも、Dave Laveryさん(NASAの太陽系探査の計画担当高官)は、今後も時間などが許せば、Spiritからの交信を聞くと言ってますので、誰かが太陽電池パネルを磨いてくれることを期待しましょう。
実際、2005年3月12日と2009年2月6日の2回、ダストデビルによって太陽電池パネルの埃が吹き飛ばされ、発電量が回復したことがありました。
下記は、Spiritが撮影した火星の夕日です。
相棒のOpportunityは、まだ健在でEndeavour crater を目指して移動中です。
まだまだ、頑張って欲しいものですね。
2010年3月22日を最後に通信が途絶えてから機会あるたびに交信を試みてきましたが、今回の発表となりました。
火星の冬は厳しいですね。姿勢制御が出来れば、と思っていましたが、残念です。
2003年6月10日に打上げられ、2004年1月3日に火星に着陸して以来約6年間活躍した訳です。
担当者がSpiritの活動を振り返っている動画も紹介されています。
2009年5月、トロイと名付けられた砂地で車輪が砂に捕られ、動けなくなっていました。
その後は、その場で観測を続けていましたが、脱出のための試みが2009年11月17日から断続的に行われて来ました。
しかしながら、結局NASAは2010年1月26日に脱出を断念し、静止観測を続けると発表していました。
その間NASAは、火星の土を再現して予備のローバーでどう車輪を動かしたらよいか、かなり検討していましたが・・・
電力不足ですね。
こちらのサイトでSpiritが見たトロイからの景色を見ることが出来ます。
初期の計画よりも長期に活動して多くの情報を送ってくれました。心から、お疲れ様と言いたいです。
今後は、NASAの深宇宙探査の資産(地球上の設備や火星軌道上の周回機:Mars OdysseyとMars Reconnaissance Orbiter)は、今年末打上げ予定のMSLミッションに傾注されることとなります。
でも、Dave Laveryさん(NASAの太陽系探査の計画担当高官)は、今後も時間などが許せば、Spiritからの交信を聞くと言ってますので、誰かが太陽電池パネルを磨いてくれることを期待しましょう。
実際、2005年3月12日と2009年2月6日の2回、ダストデビルによって太陽電池パネルの埃が吹き飛ばされ、発電量が回復したことがありました。
下記は、Spiritが撮影した火星の夕日です。
相棒のOpportunityは、まだ健在でEndeavour crater を目指して移動中です。
まだまだ、頑張って欲しいものですね。
トラックバックもありがとうございます。 それにしても、Spiritの姿は本当に輝いていますね。太陽パネルまだ大丈夫ではないのでしょうか?Spiritのいる南半球は、まだ夏真っ盛りなので晩秋までには、3ケ月以上あると思われますが、NASAが諦めたと言うことは、やはり太陽パネルに問題ありですか~。
masasidayoです。
今回の「スピリット」運用停止は本当に残念ですね。
ひとつの時代が終わった様な気がします。
面白い記事を発見したのでご報告します。
火星探査機「MRO」が「スピリット」を最近撮影した様です。
http://b.hatena.ne.jp/entry/news.ameba.jp/20110530-144/
「MRO」が上空から撮影した「スピリット」や「オポチュニティ」
の写真は何枚も見たことがありますが、こんなに輝いている写真
は始めてです。
「俺はまだここにいるぜ!」とスピリットが叫んでいるかの様。
どちらかと言えば「オポチュニティ」が目立ち、陰に隠れがちな
「スピリット」でしたが、傷ついた車輪で「シリカ層」を発見
した際は、機械の「意地」と言うか「魂」の存在を信じてしまいます。
今回の写真はそんな「スピリット」の最後のメッセージなのでしょう。
「スピリット」の冒険は一旦ここで終了ですが、
まだまだ物語は終わってはいないと思います。
いつか火星に人類が到着し、「スピリット」と再び出会うことを願って!