(そして、NASAは、自信にあふれている)
Curiosityの4月7日のWhat'sNewでNASAが生命探査の一環で取り組んできた「水を探す」プロジェクトの成果をまとめて概観しています。
Ellen Stofanさん(chief scientist for NASA)によれば、「私たちの世代で”私たちが太陽系およびその外世界で一人ぼっちなのか”という問いに最終的答えることが出来るかもしれません。」とのことです。
*ネタ元は、NASAのサイトです。
天文学者は、星間の巨大な分子雲の中に、惑星系が新しく生まれる原始惑星系円盤の中に、そして太陽以外の星を回る巨大惑星の大気の中に水が存在するサインを見ています。
また、地表下に液体の水を保持するいくつかの世界があり、氷や水蒸気の形で水を保持している更に多くの世界があります。
月や水星にも水の存在の徴候が確認されました。
太陽系は、水であふれているようにも見えますが、一方、火星のように乾燥した世界もあります。
火星の太古に大量の水が存在したことは、かなり確実になっていますが、その大量な水は、どこへ消えたのでしょうか?
この謎を解くためにMAVENがいま頑張っているところです。
太陽系内での水の分布を理解することで、45億年前に太陽系がどのように形成されたかの多くの手掛かりが得られるとのことです。
最近、千個目の系外惑星を検証したKepler のデータは、最も一般的な惑星の大きさが地球よりわずかに大きいことを確認しました。
Keplerの後継者、K2は、新しい世界を発見するために星の光の中の奥底まで監視を続けます。
NASAのTESSの今後のミッションは、太陽系の近くの明るい星で地球と同サイズかまたは、超地球サイズの系外惑星を調査することです。
TESSが見つけた惑星のいくつかは、水を有しているかもしれません。
NASAの次世代の宇宙望遠鏡のthe James Webb Space Telescopeは、これらの特別な世界の大気を非常に詳細に調査することでしょう。
下図は、太陽系での生命探査候補を示しています。
地球だけがが太陽系内で海を持っているわけではないことが分かっています。
海洋は、生命探索の手がかりを与えてくれます。
NASAの探査ロボットは、これらの遠い未知の海の世界へ旅して、すでに間近に迫っています。
- Dawn宇宙船は、魅力的な準惑星 Ceresを周回しています。
- New Horizons は、準惑星Plutoへ過去の劇的な飛行を経て、今年の夏に到着します。
- Cassiniは、土星の衛星Enceladusに今年の後半に接近する予定です。水の間欠泉の現象の発見からEnceladusには、地下に海があることが分かっています。
- NASAの将来の水の世界への探検は、木星の衛星Europaへのミッションとして、科学者や技術者の心の中に形を作っています。
個々の情報は、その都度発表されてきたわけですが、改めてまとめたものを見るとアメリカの底力を感じましたし、太陽系が違ったものに見えて来ました。ぜひとも火星へ行って、その先を目指したいものです。