「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

初めて「チャットGPT」を使ってみた

2023年05月09日 | 独り言

3日(水)に帰省し、7日(日)に風のように去って行った娘。

丁度いい機会だとばかり「おい、パソコンでチャットGPTを使えるようにしてくれ」。

「私もまだやってないのに・・。個人情報を抜きとられるかもしれないわよ、大丈夫かなあ~」

「お父さんの情報なんて知れてるから、抜き取られてもどうってことはないぞ、大丈夫、大丈夫・・」

「それなら、やってみようか・・」と渋々ながら取り掛かった。

「メールアドレスと生年月日が要るみたいね、生年月日は知ってるからメールアドレスを教えて・・」

15分ほどで「ハイ、使えるようになったわよ。サイトは ”お気に入り” に入れたからね」

「そうかそうか」と、さっそく使ってみた。

まずは「真空管アンプ」と打ち込んでみた。

すると、たちまち次の文章が出てきた。


「真空管アンプは、真空管を使用して信号を増幅する電子回路です。真空管は、熱陰極と陽極(アノード)の間に真空を保持するガラス管で構成されています。熱陰極から電子が放出され、加速された電子がアノードに到達することで、電流が流れ、信号を増幅します。

真空管アンプは、高品質な音質と豊かな音色が特徴で、特に音楽制作やオーディオ愛好家の間で人気があります。一方で、真空管アンプは、大きく、高価で、故障が起こりやすいという欠点もあります。

最近の技術革新により、真空管アンプの特性を再現するための半導体素子が開発され、真空管アンプの模擬回路が実現されるようになってきています。これにより、真空管アンプの特性を持ったアンプが、よりコンパクトで信頼性が高くなっています。」

自宅で9台の真空管アンプを駆使しているものの、原理原則はサッパリだが、表面を軽く撫でたような当たり障りのない回答のような気がする。それに「アノード」って聞きなれない言葉だがいったい何?

ググってみると、どうやら「プレート」の別称みたいですね。

まあ、こんなところですか・・。

次に、いつも気になっている「ヤフーニュースの記事は誰がどのような仕組みで書いているんだろうか?」

何しろ宣伝効果としてはテレビと並ぶか、あるいはそれ以上だと思うが、ときどき昔の忘れられたタレントの名前が急に出てきたりして・・、ちょっと作為的なんだよね。

それに、このところ「クラウン」(トヨタ)の新車の記事がよく載せられているが、「ハハ~ン、売れ行きが悪いので宣伝に力を入れているんだな」と逆に勘繰ったりしているのも事実(笑)。

トヨタはヤフーにいくら宣伝費を払っているんだろうか、なんて要らん興味を抱いてしまう。

そこで「ヤフー記事の作成者は誰?」と打ち込んでみたところ、次の文章が出てきた。

「ヤフー記事の作成者は、その記事が掲載されているサイトやページの情報によって異なります。

一般的に、ヤフーニュースやヤフーのその他のカテゴリの記事は、専門のジャーナリスト、寄稿者、編集者、またはフリーランスライターによって書かれています。これらの記事は、ヤフーのニュース編集チームや記事編集者によって審査され、編集されていることがあります。

ただし、すべての記事について、作成者の情報が明確に表示されているわけではありません。特に、記事が配信元のニュースサイトから引用された場合や、プレスリリースなどの情報源が不明確な場合には、記事の作成者が不明なまま掲載されることがあります。」

これが本当なら、結局「ヤフーのニュース編集チーム」が記事にするかどうか「生殺与奪」の権利を握っているわけですね。

「編集チーム」といえば聞こえはいいが、企業からもらう宣伝費の多寡も影響しているんじゃないかな・・。

皆様はどう思われますか。

いずれにしても、「チャットGPT」を鵜呑みにするのは禁物だが、有効に活用するのも一つの方法ですかね。

たとえば、あの不毛の「国会答弁」なんか、多くの官僚が徹夜体制で対応しているが、膨大な過去の答弁を踏まえて瞬時に「当たり障りのない答弁=文章」が出てくれば、別の業務に時間を割くことができて最終的には国家の利益に資することができますよ。

もう一つ「チャットGPT」がらみだが、モーツァルトが作曲したすべての膨大な楽譜をコンピューターに内蔵させてやると、例えば勝手に作ったオペラの台本を打ち込めば、自動的にオペラが作曲されるなんて夢のような時代が来るかもですね。

あの「魔笛」を超えるようなオペラがもし出現したら・・、わずか35歳で亡くなったモーツァルトがもう少し長生きしてくれたら人類はこの上ない宝物を手に入れたことになるのに! と、毎日切歯扼腕しているが、まあ、無理かな(笑)。

ちなみに、あのベートーヴェンが作曲したオペラはあの堅苦しい「フィデリオ」のたった一つだけ~。

ある人が「どうしてもっとオペラを作曲しなかったのですか?」と訊ねたところ「いい台本に恵まれなかったから・・」と答えたそうな。

要らん世話だが、そもそもベートーヴェンの作風からするとオペラは無理なんじゃないかな。

モーツァルトの三大オペラとされる「フィガロの結婚」は召使に対する領主の「初夜権」を風刺したものだし、「ドン・ジョバンニ」は好色な貴族が次から次に女性に言い寄るストーリーだし、「魔笛」に至っては「メルヘン」的な絵空事の展開だしと、ベートーヴェンには到底無理そうな題材ばかり・・、とは思いませんかね。

最後に、つい最近の「日経新聞」の記事「ピアノ鍵盤選べばすぐ作曲」をご紹介しよう。



凄い時代になってきましたよ・・。



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