「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「オカルト・オーディオ」の効果~その2~

2023年11月19日 | オーディオ談義

かなり間が空いたけど、先日の「オカルト・オーディオ~その1~」からの続きです。

さて、昨日の就寝時(9時)のオーディオルームの温度は19℃だった。基本的に冬の時期は18℃を境にそれ以上あればエアコンは入れないようにしている。

で、2階の寝室に上がって温度計を見ると10℃・・、ブルブルっ。

いったいこの9℃の差は何だろうか。

もしかして真空管アンプのせいかもしれない。

ためしに、灯していた真空管の本数を数えてみたところ、プリアンプが2台だからミニチュア管が7本、そしてパワーアンプが3台なので、ミニチュア管が6本、中型管が16本・・、計29本の真空管が一斉に灯っていたことになる。これが室内温度の上昇に貢献していないはずがない。

ただし、翻ってこれが夏の時期ともなると一転して悲惨なことになる(笑)。

さて、本題に入ろう。

オーディオを楽しむうえで無視できない「磁界」対策を、4台の真空管アンプテストと絡めてアプローチしようという魂胆だったが、はてさてどういう風に展開しようか・・。

まずは「アンプテストの結果」からいこう。これらが当日テスト用として4人の熱心なマニアが持ち寄ったアンプ群。



ただし、アンプの能力をたった1回のテストで決めようなんて、そんな大それたことは夢にも思っていない。

というのも、アンプの能力を測るのは簡単そうで実は難しいと思っている。

音楽ソース、オーディオ環境、そしてスピーカーとの相性によって変幻自在のところがあり、ときには欠点が長所に変貌したりもする・・、
とりわけ我が家では6系統のスピーカーがあるので逆転現象が日常茶飯事となっている。

たとえば英国系のスピーカーは思慮深いサウンドを求めてくるので、アンプもそれなりの持ち味が求められてきたりする。

まあ、言い換えると「組み合わせの妙」を楽しんでいるといえるが、いわば箸にも棒にもかからないアンプは我が家では1台も残っていないともいえる。

この日も、「二者対決」後にいきなり「このアンプが負け!」という容赦ない声が挙がったが、「それぞれ持ち味があるんだから、そんなに性急に断定
しなくても・・」という言葉を辛うじて飲み込んだ(笑)。

で、結論から言えば衆目の一致するところいちばん評判が良かったのが「245シングル」だった。持ち主は「YA」さんで、自作である。



これまでいろんな機会に聴かせていただいたが、どんなスピーカーにも破綻を見せず上質なサウンドにしてしまうのだから驚く。平均点が軒並み高い優等生アンプである。



そして、この出来立てほやほやの渾身の力作「2A3シングル」は、出力トランスが高級な「ファインメット」だし、設計思想として「コンデンサーを使わない」が奏功して抜群のスピード感を誇ったが、異口同音に「何だか忖度のない音ですねえ」。

良きにつけ悪しきにつけ、「音に陰影が無い」というか「タメがないというのか」・・、少なくともクラシック向きではない気がしたがこれは個人的な意見。

もっとエージングが進めば変貌の可能性ありだが、こういう音はジャズには抜群に相性がいいかもしれない。

で、我が家のアンプ「WE300Bシングル」を聴いてもらったときのこと、(我が家の音を)熟知されている「Y」さんから、「いつもより音が澄んでますね、それにボリュームを上げてもうるさくないですよ」との声が挙がった。

やっぱり・・、と満足そうにうなづく持ち主(笑)。

これまでと変わったことといえば「さざれ水晶」を、配電盤や各種機器の要所に置いたことしか考えられない。きっと磁界の浄化に効果があったに違いない

かくして、仲間たちから「拍手喝采」を浴びたというわけ。

いやあ、メデタシ、メデタシ(笑)。

あっ、それから以前のブログで「配電盤」の性能がメーカーによって大きく違うことを記していたところ、北海道のMさんから「問い合わせ」があって「我が家の配電盤はテンパール製ですがいかがでしょうか?」

そこで、言い出しっぺの「Y」さんにお伺いしたところ「〇〇電気製が100点だとしたら、テンパール製は95点です。実は我が家もテンパール製です」とのことで、Mさん、どうかご安心を~。

いずれにしても、「さざれ水晶」の効果が確認できたので、「柳の下の二匹目のどじょう」を目論んで、ネットで追加注文して昨日(18日)届いた。



というのも、まだ磁界の影響が気になる個所があって、たとえば「微小電流」を扱う機器の電源トランス部分が該当するので、さっそく小分けして3台のDAC、2台のプリアンプに試してみた。

はたして効果はいかに~、と、さっそくテストした。



すると、これまで微かに「ハム音」がしていた「71Aプッシュプル」から(ハム音が)消え去っているのに驚いた。たった「1240円」で、効果があったのだから「コスパ」抜群である。

ちなみに、このプッシュプルアンプは真空管の数が9本と盛大なので、冒頭に述べたように寒くなると出番がやってくる(笑)。

やや解像力が鈍くてぼんやりしたところがあるが、口径20cmのユニットを鳴らすときは、これが長所に転じて「豊かなサウンド」に貢献してくれるので実にありがたい存在。

まさに典型的な「変幻自在のアンプ」である。

最後に・・、以上の話は「信じようと信じまいと、まったくあなたの自由」なので念のため。

オーディオはどうせ正体不明なんだから楽しくやんないとねえ、アハハ~(笑)。



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