つい先日のブログ「理想的な職業とは」にこう記載していたことをご記憶だろうか。
「世間的にもっと教育者を大切にする風潮が足りないのかもしれないですね。
すぐに騒ぎ立てるPTA、上司や同僚との摩擦、聞き分けのない自由奔放な子供たち、これに家庭不和が伴えばまさに「四面楚歌」・・。
先生になりたい人たちが年々減ってきているそうですよ~。」
呼応して、メル友のKさん(横浜)から次のお便りが届いた。
「柔らかな犀の角(山崎 努)を古本で見つけました。
演劇を生業とする方は読書量が凄い。オペラの指導者の所でも感心しましたが今回も感心しながら読んでます。またまた素敵な本の紹介に感謝です。
私は小学校の教師と看護婦(看護師)の給料を上げないと日本はダメに、と考えてます。これはもう二十年前からの思いです。」
さっそく返信した。
「なるほど・・、先生の給料を上げるという手がありましたか! 私も大賛成です。」
この声がはたして天に届いたのかどうか・・、何と昨日(22日)の朝刊に学校の先生の待遇改善の記事が踊っていました!
危機感を政府と共有していたんですねえ~(笑)。
ホンネを言わせてもらうと「私は教師が天職だと思っています。給与なんてどうでもいいです」という方に教師になってもらいたいけど・・、まあそうも言っていられないか~(笑)。
それから、俳優「山崎 努」さんのエッセイ「柔らかな犀(さい)の角」については、南スコットランド在住の「ウマさん」からも次の通りお便りがありました。
「十数年前のことです…
大阪の母が長い闘病生活の末に亡くなり、葬儀に参列するために、僕はグラスゴーから飛行機に乗りました。
その機内で見た映画が「おくりびと」です。
山崎努はとても好きな俳優で、彼が出演する映画の多くを観てきましたが、「おくりびと」で、飄々とした葬儀屋を演ずる山崎努は、それまでに観たどの山崎努よりも魅力的で、まさに適役だと思いました。
母親の葬儀に向かう飛行機の中で観た「葬儀屋の話」なので、特に印象深かったのかも知れません。
ご紹介いただいた彼の著書「柔らかな犀の角」早速手配しました。ありがとうございます。」
そして、昨日(22日)には、漱石にちなんで次のお便り「小さき人を歓迎した国」が届きました。
「富国強兵を目指した明治政府が、初めて官費留学生を送り出したのが、当時、産業革命で発展していたスコットランドのグラスゴー大学でした。
以上のとおりです。
「小さく生きて大きな遺産を残す」 そうありたいのですが、小さくは生きてきたものの肝心の「遺産」が・・、辛いです(笑)。