前回からの続きです。
オーディオ記事は、どちらかといえば(他の記事に比べて)不評なので、なるべく連続して投稿しないことにしている。「専門的過ぎてよう分からん」という声が多い・・。
ところが・・、前回の記事が予想外にも大好評!
ハイ、望むところです。それでは皆様のご期待に応えて続編といきましょう(笑)。
まずは、前回細工したスピーカーの映像を再掲しておこう。
縦に2本、横に2本の細い棒を縦と横にしっかり張り付けて箱の強度(剛性)を増したつもり。
とはいえ、逆に適度な「箱鳴り」が抑えられて、見るも無残な失敗に終わる可能性だって十分ありますな。
まあ、「伸るか反るかの大博打」である(笑)。
そして、わくわくハラハラしながら音出しへ・・、いわばオーディオの醍醐味の瞬間ですね~。
そして、これは素晴らしい!!
音の透明感、歯切れの良さ、そして艶っぽくて色気に満ちた音色といい・・、これまでAXIOM80からまったく引き出せなかった魅惑の世界が目の前に広がった。それに、時折り感じてきたあの神経質くさい響きが完全に一掃されている!
不覚にもこの歳になって思わず目が潤みましたぞ・・(笑)。
いやあ~、参った・・、天にも舞い上がる気持ち、そしてどうしてこの細工を早くからやらなかったのかという悔恨が入り混じって複雑な気持ちが交錯した。
それにしても、「AXIOM80」(初期版)が本領を発揮したらそれはもう凄いことになると実感した。
これまで、「オーディオ・フェア」でB&Wを始め各種の高級なスピーカーを高価なアンプでいくつも聴かせてもらったが、どんなに「いい音」が出ても所詮は「普通の音の域」を出ないものだった。
ましてや、一般家庭で出す音なんて・・。
ところが、この(適切な箱に入った)「AXIOM80」ときたら、もうまったく別次元の音になってしまい、これしか出せない音の世界へ誘ってくれるのだ。
まあ、どんなに口を酸(す)っぱくしても、理解してもらえないだろうから、一度聴いてもらうしかないだろうなあ・・(笑)。
で、読者の疑問は「なぜ箱の剛性を高めたことが、それほど功を奏したのか・・?」に行き着くはず~。
「音響学」の専門家でもないので、あくまでも素人考えなのだが~。
「箱は上下2枚の板、前後2枚の板、そして側板2枚の計6枚で構成されている。で、箱全体の剛性が高まると、これらの板が一斉に同じ振動(響き)になって全体のハーモニーに乱れが少なくなる」ということではないだろうか・・。
もちろん、厚い板を使っても箱の剛性は高まるが、これでは最初から板の振動(響き)が期待できない・・。アメリカ系のユニットならそれでいいのだろうが、イギリス系のユニットなるとそうはいかない。
で、実際に、現実のこととしてユニットと箱の見事な一体感がこれまでになく目立って感じたので、こういうコメントに繋がったわけ。
しかし、細工に使った「棒」の代金が「480円」で、こんなに目覚ましい効果が上がるなんてもう「空前絶後のコスパ(コスト パフォーマンス)」ですね。これは・・。
あまり大袈裟な表現は柄に合わないのだが、これ以外の言葉が浮かばない。
しかし、困ったことが出てきた・・、「AXIOM80」から、こんな音が出てくると、もうほかのスピーカーを聴く気がしなくて~(笑)。
とまあ、以上のとおり「まるで熱病に浮かされた」ように縷々自分の感想を一方的に述べたわけだが、やはりここは冷徹な「第三者」の判断を仰いだ方がいいだろう。
さっそく、我が家のご意見番であり、「AXIOM80」の大ファンである「Y」さんに連絡してみた。
高齢者施設の理事長さん(常勤)なので、お仕事の邪魔をしないように平日は連絡しないことにしているが、今回ばかりは「驚天動地」の事態だから許してほしい(笑)。
すると・・、「ああ、ちょうど私から連絡するところでした。実はネットのサイト「ア〇〇〇」が全商品15%引きの一斉セールをやってましてね、実は今日(1日)でお仕舞なんです。
それでダントツの〇〇電機の「ブレーカー」をお宅用に購入しましたのであなたの家に付けて上げようというわけです。対象は200V用のオーディオ電源1個になります」
「エ~ッ、それはご親切に・・、実にありがたいことですが、ブレーカーの交換は電気工事技師の資格が要るんじゃないですか・・」
「ハイ、私は施設の運営上、その資格を持っています。5分間ほどすべての電気機器を停電状態にして入れ替え作業をしますが、それで構いませんか」
「ハイ、別に構いませんけど・・」
そして、追い打ちを掛けるように「実は15%引きのセール期間なので、絶好の機会とばかり新しいDAC(SMSL)を購入しました。今日着いたばかりです。我が家のCDプレイヤーが故障して修繕に出していますので、ぜひお宅のAXIOM80で試聴させてもらいたいんですけど・・」
「ハイ、いいですよ、どうぞどうぞ・・」
これは、昨日(1日)のことだった。
メチャ忙しい午後になったわけだが、そこにはまったく想像を絶するような波乱万丈の展開が待ち受けていた・・(笑)。
以下、続く。
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