「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオの原点は行動力にあり

2024年01月16日 | オーディオ談義

前回のブログ「腕力で書くとは」は、タイトルがちょっと風変りだったせいか好評を博したようで・・、やはりタイトルは重要ですね(笑)。

メル友さんたちからも、「ウマさん」(南スコットランド)、「I」さん(東海地方)、「T」さんから「毎日のブログ更新たいへんですね・・」と「ねぎらい」のお便りをいただいた。

何だか催促したみたいで、ちょっと気が引けますけどね~(笑)。

で、「(文章を)腕力で書く」の言わんとするところは、頭だけじゃなくて身に付いた習慣みたいに「書く」ことを自然に身体全体に沁み込ませるということでした。上手く表現できませんけどね~。

文章を書く行為がそれなら、オーディオだって・・(笑)。

というわけで「オーディオは(頭だけで考えるのではなく)行動力にあり」といきますか~。

格好の事例を挙げてみよう。

以下、ちょっと専門的な内容になるので許してね~。とりわけ「ウマさん」には「真空管のことはさっぱりわからない」と、いつもこぼされているのでたいへん申し訳ない・・。

で、10日前のブログ「刹那主義」(1月5日付)をご記憶だろうか。



下段の左端の「LS7」(英国GEC)が、その右側の「3A/109B」(英国STC)に音質テストでアッサリ負けたという事実から話が発展した。

もちろん、単に相性が悪かったというだけで性能自体を否定するものでないのはもう言わずもがな~。

ただし、我が家ではもう出番が見込めないのでオークションに出そうかと考えたが、あまりにも「用済み=放逐」というのは冷たすぎる・・、オーディオはなるべく「ウォーム・ハート」を心掛けないとね(笑)。

そこで、方向転換して「LS7」を出力管に使えないかという相談を「アンプビルダー」のNさん(大分市)に持ち掛けていたところ、アンプの設計図まで描いて慎重に検討していただいた結果、改造は不可能と分かった。

「LS7」は直熱管なので別途「ヒーター回路」が要るし、出力トランスがプッシュプルなので4本必要とのこと・・、アッサリ断念。

しかし、そこで簡単に引き下がらないのが「熱烈なオーディオマニア」の面目躍如たるところ・・(笑)。

このアンプなら改造可能ですか、と持って行ったのが13日(土)のこと。



「71Aシングル」だけど、小出力ながら「075ツィーター」(JBL)にはもってこいのアンプなので愛用していたのだが・・。

ところが、「71A」アンプは同型のがもう1台あって立派に代役は務まるし、それに今回の改造の余波による実験の結果「075」にはもっと最適のアンプがあったんですよねえ。



いつもは「WE300B」を挿しているのだが、さすがに「4000ヘルツ以上」だけに使うのはもったいないので、「6A3」出力管に代えている。

通常はこの両者に互換性は無いのだが、製作者によると「数値を控えめにして駆動しているこのアンプに限っては使用可能です」とのこと。

そして、このアンプによってオーデイオは4000ヘルツ以上の再生がいかに大切か・・すっかり目が覚めました!

「先入観は罪、固定観念は悪」という言葉がつくづく身に沁みましたぞ(笑)。

「LS7」の起用から発展して「あれよあれよ」という間のまさかの副産物だったが、こういう副産物は大歓迎でまさに「行動力」のなせる業。

そして、アンプの改造の方もNさんからは「このアンプならLS7が挿せますね、改造してみましょう。ただし、音がよくなるかどうかは保証の限りではありませんよ。71Aはとてもいい出力管ですからね・・。LS7が上回るかどうかやってみなくちゃ皆目見当がつきません」

「ハイ、それで結構です。オーディオは博打だと割り切ってますから。それにLS7が使えるとなると、類似の球がいっぱいありますので生き返らせることができます」

はたして「吉と出るか、凶と出るか」・・(笑)。



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