讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

手持ちの真空管(MT管)「6AU6」が故障品だった件(追記あり)

2023-03-06 20:00:00 | 無線・ラジオ・家電・パソコン
 6AU6という真空管は、高周波増幅用に開発された、シャープカットオフの5極管ですが、低周波の電圧増幅にも適しているような万能管なので、ジャンク箱に数本ストックを持っている人も多いと思います。

 中華製のプリアンプ、AIYIMAのTUBE-A3には、中華製の6J1を使っていますが、今回ストック品の東芝6AU6に変えてみることにします。
 ↓セットしているのは、6AU6です。プリアンプの下は、ToppingのDACです。


 ↓中華製の6J1真空管。使い勝手は悪くはありませんでした。


 手持ちの6AU6は、昔の白黒TVから抜いたもので、ほぼ半世紀前の国産真空管です。交換後、電源を入れてみると片チャンネルから音が出ません。もう片方は正常に音が出ます。なんで? 真空管のゲッターに、色の変化は認められません。管内の真空度が下がると、銀色のゲッターが白くなりますが、そんなことはありません。ヒーターは、正常に点灯しています。

 昔の真空管なので、ピンが錆びている場合があります。以前も、そのような真空管で音が出ない現象がありましたが、ピンをやすりで磨いて直したことがあります。

 この球も、ピンが汚れているので、やすりで磨きます。



 ピンがきれいになったところで、プリアンプにセットします。電源ONで・・鳴りました。なんだ、難なく完了かと思ったら、音が消えました。え、なんで、どうして?

 真空管を触って揺すると、バリバリっと音がする場合があります。ヒーターは正常に点灯しています。

 6AU6は、何本かストックがあるので、他の球に変えたら鳴りました。多分ですけど、真空管内部のどこかで接触が悪くなっているようです。見た目では、どこが悪いかは分かりません。他の球では正常なので、真空管ソケットは問題なしと思われます。

 ということで、当該6AU6は、故障確定となりました。6J1と6AU6の音の違いですが、はっきり言って分かりません。小型中華真空管アンプ(12AX7+6BQ5)+小型スピーカー(インフィニティ)では、音の違いは全く分かりませんでした。手持ちの球として6CB6,6DK6,6GM6,6DT6があるので、差し替えて使ってみたところ、音の変化はありました。そのなかで一番しっくりきたのが、6AU6です。(個人の感想です)
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 追記
 懐中電灯で、内部構造をじっくり観察しましたが、物理的に線が外れている等は発見されませんでした。気になって、再度アンプにセットして見ました。やはり、バリバリ音は出るものの、まともな音は出ません。指で側面をはじいてみると、バリバリ音が出たりだ無かったりします。ヒーターを再確認すると、やはり正常点灯しています。

 なにかの拍子に音が出ました。なんで、どうして? すぐに無音になりました。ピンの接触不良が直っていないかもしれないと思い、今度は紙やすりで超絶磨きます。これでもかというほど磨いてアンプにセットしたら、正常動作しました。とてもいい音を奏でてくれます。

【教訓】
・ピン磨きは丁寧に、確実にやれ。
・紙やすりは偉大なり。
・貴重な国産真空管は、大切にしよう。
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 さらに追記
 順調に動作していると思いきや、当該6AU6に触ると(普通は熱いので触らない)、バリバリ音がする時があります。なんで? ピンは、ピッカピカに磨いているので、ピンとソケットの接触不良は考えにくい。さらに注意すると、この球側の音量が若干低いことに気が付きました。増幅度も低下しているようです。ピンの錆が悪さをしていたのは確かと思うのですが、真空管自体も劣化していると思われます。

 普通に動作させている場合は雑音がないのでいいのですが、若干音量が低いので取り換えることにしました。取り換えた6AU6については問題なく動作しています。当該6AU6は、寿命が近いと感じるので引退させましょう。長年のお勤め、ご苦労様でした。
コメント
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