こないだ、パソコン⇒DAC⇒真空管プリアンプ⇒真空管パワーアンプというラインナップで音楽を聴いていたら、キーンという音がするのである。
中華製DACと、真空管プリアンプ
中華製パワーアンプ(6BQ5パラシングル)
このキーン音なんですが、出る時と出ない時があります。いわゆる、ハウリングのような音で気になります。切り分けとして、プリアンプかメインアンプ、どっちに問題があるかを調べるために、メインアンプを2A3シングルアンプ切り替えてみます。
しばらく聞いていても、キーン音は確認できません。すこぶる好調です。ということは、6BQ5アンプが原因のようです。このアンプは、かなり発熱するので簡易ファンで風を送っています。出力管である6BQ5は火傷するほど熱くなるし、出力トランスもかなりの熱量です。ドライバーの12AX7は、そうでもありません。(手で触れるほどです)
6BQ5は強制空冷しているので、頭頂部は触れるくらいの温度には下がっています。ただし、壁面は触ると熱くて危険です。キーン音がなっている時に、一本一本順次揺らしていくと、右から2本目でキーン音が止まりました。お前か? しばらくすると、現象が再発しますが、やはりこの真空管を揺らすと止まります。
マイクロフォニック雑音は、スピーカーの音声が真空管に伝わって振動を起こし、雑音を発生させます。我が家は、小型アンプ+小型スピーカーなので、うるさいというほど音量を上げることはありませんが、スピーカーとアンプの位置関係としては、近いといえば近いです。(1.5m程度)
ア〇ゾンなどには、中華製のマイクロフォニック雑音防止リングというものが、数百円程度で売っています。これは、真空管にリングを装着することにより振動を抑えるというものです。口コミでは、このノイズに悩まされていた人は、効果があったということです。しかし多くの口コミは、全く変わらなかったというものですが、これらの評価はマイクロフォニック雑音対策ではなく、装着すると音が良くなることを期待しての購入のようです。したがって、装着しても音の変化がないのは、しごく当然であります。
使い方としては、真空管の下部と中部にリングを取り付ける。⇒下部リングをシャシーに密着させて球の振動を抑える。というものです。写真一番上のプリアンプの構造だと効果はありそうですが、ソケットむき出しのパワーアンプにはしっくりこない気がします。また、発熱が半端ないのでリングの素材によっては溶解の不安があります。
【いろいろ対策を考える】
・スピーカーとアンプの距離を離す⇒狭い部屋なので、ちょっと無理。
・シールドケースを付けるといいという記事もあった。⇒出来合いのアンプをシールドケース付きに改造するのは現実的ではない。また、放熱の問題もある。
さて、どうするか?
とりあえず、問題の球を風当たりが一番強い右に移動させてみます。(安直な発想だな) これでもダメなら、予備球と交換してみることにします。安直な対策ですが、これでキーン音は皆無となりました。回路に対する真空管の相性の問題か、風の具合で球の機嫌が直ったのかは定かではありませんが、移動後は真っ当に動作しています。
現在の6BQ5は、ロシア球を使っていますが、ストック品は元々付属していた中国球です。そこそこお高い球なので、なるべく長生きしてくれるようにいたわりながら使っています。あと古い国産の6BQ5を所持していますが、残念ながら3本しかありません。4本あれば、すべて国産球のラインナップで音を出すことができますが、今一歩足りませんでした。そのうち不調になる球も出てくるでしょうから、その時はメーカー関係なく使える球で補充をしないといけなくなるでしょう。
中華製DACと、真空管プリアンプ
中華製パワーアンプ(6BQ5パラシングル)
このキーン音なんですが、出る時と出ない時があります。いわゆる、ハウリングのような音で気になります。切り分けとして、プリアンプかメインアンプ、どっちに問題があるかを調べるために、メインアンプを2A3シングルアンプ切り替えてみます。
しばらく聞いていても、キーン音は確認できません。すこぶる好調です。ということは、6BQ5アンプが原因のようです。このアンプは、かなり発熱するので簡易ファンで風を送っています。出力管である6BQ5は火傷するほど熱くなるし、出力トランスもかなりの熱量です。ドライバーの12AX7は、そうでもありません。(手で触れるほどです)
6BQ5は強制空冷しているので、頭頂部は触れるくらいの温度には下がっています。ただし、壁面は触ると熱くて危険です。キーン音がなっている時に、一本一本順次揺らしていくと、右から2本目でキーン音が止まりました。お前か? しばらくすると、現象が再発しますが、やはりこの真空管を揺らすと止まります。
マイクロフォニック雑音は、スピーカーの音声が真空管に伝わって振動を起こし、雑音を発生させます。我が家は、小型アンプ+小型スピーカーなので、うるさいというほど音量を上げることはありませんが、スピーカーとアンプの位置関係としては、近いといえば近いです。(1.5m程度)
ア〇ゾンなどには、中華製のマイクロフォニック雑音防止リングというものが、数百円程度で売っています。これは、真空管にリングを装着することにより振動を抑えるというものです。口コミでは、このノイズに悩まされていた人は、効果があったということです。しかし多くの口コミは、全く変わらなかったというものですが、これらの評価はマイクロフォニック雑音対策ではなく、装着すると音が良くなることを期待しての購入のようです。したがって、装着しても音の変化がないのは、しごく当然であります。
使い方としては、真空管の下部と中部にリングを取り付ける。⇒下部リングをシャシーに密着させて球の振動を抑える。というものです。写真一番上のプリアンプの構造だと効果はありそうですが、ソケットむき出しのパワーアンプにはしっくりこない気がします。また、発熱が半端ないのでリングの素材によっては溶解の不安があります。
【いろいろ対策を考える】
・スピーカーとアンプの距離を離す⇒狭い部屋なので、ちょっと無理。
・シールドケースを付けるといいという記事もあった。⇒出来合いのアンプをシールドケース付きに改造するのは現実的ではない。また、放熱の問題もある。
さて、どうするか?
とりあえず、問題の球を風当たりが一番強い右に移動させてみます。(安直な発想だな) これでもダメなら、予備球と交換してみることにします。安直な対策ですが、これでキーン音は皆無となりました。回路に対する真空管の相性の問題か、風の具合で球の機嫌が直ったのかは定かではありませんが、移動後は真っ当に動作しています。
現在の6BQ5は、ロシア球を使っていますが、ストック品は元々付属していた中国球です。そこそこお高い球なので、なるべく長生きしてくれるようにいたわりながら使っています。あと古い国産の6BQ5を所持していますが、残念ながら3本しかありません。4本あれば、すべて国産球のラインナップで音を出すことができますが、今一歩足りませんでした。そのうち不調になる球も出てくるでしょうから、その時はメーカー関係なく使える球で補充をしないといけなくなるでしょう。