薬漬けの一因
2014年9月1日
私には不整脈のほか、逆流性食道炎の持病があります。この夏、胃カメラで胃、食道のチェックをしたところ、医師が「胃がんかな、組織をとって、病理検査をしましょう」というではありませんか。ギョットして、覚悟を決めたところ「胃がん」でなく、「ビラン」(胃腸のただれ)の聞き間違いだったことが分りました。発音が似ていますよね。「あなたが常用しているバイアスピリン(血液をさらさらにする)の副作用です。胃酸抑制と胃壁を保護する薬の処方をしましょう」。また、薬か。これで7種類だ。2、3年前は3種類ですんだのに、医者に定期的にかかりはじめたとたん、どんどん増えているではないか。
8月11日のブログ「ええっ 私が胃がん」でそのことを書きました。毎月、通っている循環器内科、その専属みたいな調剤薬局での体験を通じて、次のような結論に達しました。
・薬を常用しだすと、副作用が現われ、それを止めるためにまた新たな薬が必要となる。
・医師は薬を減らすための体質改善の指導は、まずしない。どんどん薬を処方し、買わせる。
・病院、医院の周りには、多数の調剤薬局が寄生動物のように張り付く異様な光景が見られる。
・多くの薬剤師は医師の処方箋とおり、薬を棚から持ってくるだけで、専門的知識はいらない。
・調剤薬局は営業時間が短い。営業日数は少ない。薬剤師は2人はいる。それでも儲かっている。
・医療行政、薬務行政には合理化の余地はたくさんある。
・薬剤メーカー、病院・医院、調剤薬局・薬剤師の利益複合体にメスを入れるべきではないか。
ブログを読んだ友人、知人からメールをもらいました。その一。「胃がんでなく、よかったね。わたしも逆流性食道炎で苦しんでいます。胃カメラも年2回です。薬剤師は困った存在です。本当に無用、不要です。友人が薬剤師で薬局をやっています。まわりに3、4箇所の医院があれば、経営は安泰だそうです。医師の処方箋に基づく薬はネット販売でいい。医療費削減の方法はたくさんある」。この人は食道がん、狭心症、心筋梗塞の手術経験者です。
その二。「調剤薬局の問題はまったく同感。薬剤師に専門的知識、指導能力があるとは思えない。薬の数が増えたら、どれかを減らすように指導するとか、体質改善の相談にのるとか、多額の薬学管理料、調剤技術料をとっているのだから、何か助言すべきだ。そういう私には、自分の判断で勝手に薬をやめてしまうほどの勇気はありません」。この人は、夫人が肺がん手術をうけたことがあります。
その三。この人は、98歳の母親が老人施設に入っており、週一回の見舞いは欠かしません。多くのお年寄りが薬漬けになっている様子に心を痛めております。参考までに、処方してもらっている薬を紹介しましょう。「血圧を下げる血圧剤。精神の緊張、不安をやわらげ、筋肉のコリをほぐし、寝つきをよくする薬。睡眠薬。胃薬。痰を出しやすくする薬。眼科の関係では、体の循環をよくする薬2種類、点眼薬2種類、目のあたりのただれ用の塗り薬。眼科関係をいれると、10種類です。2週間に1回、契約病院から医師が回診にきます。看護師が提携病院の調剤薬局から、薬を取り寄せています。入所している年寄りに血圧、心臓、胃、糖尿、腎臓などのために、過度の薬を出しているような気がします」。
さらに「相当なお年寄りなのに、こんなにたくさんの薬を飲んでもらう必要はあるのでしょうか。痛みをとってあげるとか、必要最小限の薬の処方にとどめることはできないのでしょうか。医療費の節約で、費用が浮いたら、激務のわりに報酬の少ない介護職のひとにまわしたらいいのにと思います」。きっと老人は金脈なのでしょう。
その四。不整脈の治療をしていただいた心臓専門医の方からです。「薬剤師、薬局制度の批判は鋭いところをついています。最近では、薬剤師も病棟にあがり、高度なことを担当するようになっているのも事実です。年齢からすると、胃カメラは年に1回は続けてください」。
「薬剤師は要らない」はいいすぎでしょうか。まったく薬剤師がいなくなっても困ることでしょう。「こんな薬剤師なら要らない」が正確な表現でしょうか。年間の医薬品の売り上げは約7兆円だそうです。薬漬け、過剰投与は明らかに存在しています。それを支えているのが、メーカー、病院・医院、薬局制度・薬剤師の利益複合体でしょう。社会保障予算の効率化や削減では、消費税引き上げによる財源確保の一方で、健康保険の患者負担の増額、年金支給開始期間の繰下げ、支給額の削減など、国民に負担を求める方向に走りがちですね。
手始めに調剤薬局チェーンの経営者がどんなに、ぼろもうけしているか、厚労省は実態調査をして、公表したらどうでしょうか。手許ある循環器内科関係の薬代の領収証をみると、ある月は、調剤薬局への支払い(健康保険組合への請求)が合計で7900円(自己負担は3割の2370円)でした。内訳は薬剤料4480円、調剤技術料3040円、薬学管理料380円です。本来の薬代(薬剤料、薬価)はいいとして、ほぼ同じかそれに近い金額が調剤薬局のふところにはいっているのです。技術料、薬学管理料とは名ばかりで、不労所得とはこのことです。
薬剤師もいらなければ、薬もいらない
政治力にあぐらかいている日本の医療なんか従わなくてよい
医者の出す薬も飲まなくていいですよね!
調剤薬局では薬局長としても従事して来ました。病院も調剤薬局も薬剤師の基本的理念は変わりません。
薬剤師の仕事は、調剤以外にも沢山の仕事があります。
目に見えるものばかりではありません。
この記事を読み、ただただ悲しいばかりです。
不必要な診療が減り医療の質が上がるでしょう
母の代わりに薬を取りに行った際、その薬局さんではくすりのチェックをしたら危ない薬があったのでと医師に確認して薬を減らしたと説明があり、また、3日後位に状態確認の電話があったようです。なんか安心感があってこれからもこの薬局にしようと思いました。
また、内視鏡検査を行って、検査結果を医者に聞きに行っただけで、結果は何もなく、3年後位にまた検査を受けるといいですねと20秒程度いわれただけの診療で、450点(医療費としては×10円でそこに負担割合がかかると理解しました。ちがいますか?)も医療費がかかっていました。結果なんて、大丈夫と判断されるのであればメール1通でいいと思いました(医師も忙しいんだから。こちらもそんな為だけに仕事を休みたくないですし)。
制度自体がよくないんでしょうね。こんなでは医療費が足りなくなるはずです。
もし良かったらあなたの行くべき薬局を探してはいかがですか?
まさにかかりつけの薬局にて一元管理する
門前薬局でなければ
薬局側もある程度は強くでれますよ?
医師より患者に寄り添うのが優先されるからですね
実際、うちにくる患者さんも門前でなければ
色々と情報収集してますよ
患者さんに聞いても情報が得にくい場合は
病院、よく連絡するのは眼科が多いですけど
禁忌薬の情報くらいは確認してますよ
もちろん使えない薬があるかどうかについては患者さんが簡単に提示できるような形で作ってますけどね
うちらの一番の仕事ははっきり言えば情報管理です
情報管理をすることで疑義照会や他職種とも連携が取りやすくなります
必要に応じて他の医療機関やケアマネへ情報提供もしています。
とある訪問看護をしているナースなんかは
在宅医療に関しては薬局を味方につけとけっておっしゃってました
ありがたい意見だったのでそのひとにはありがとうございますって答えましたけどね
なぜ薬局が必要かっていうと
薬剤管理については薬局が得意だからです
残薬を使うか、破棄するか、整理したり、
持ってる薬の鑑別をしたり、
バラバラに保管されてる薬を整理したりもしましたね
必要に応じて一包化も
その頼みやすいようにタグを1つ1つつけたりね
とある在宅の患者さんの家族については薬の整理や病院への受診をさせるのが大変だったといっていました
まぁ不要論を唱えるのは勝手ですけど
そういったことは誰がするんですかね?
まぁどうぞ自分たちでしてね?ってところになりますね(笑)
保険証を借りる側、出すことを拒否する側。
アンケート拒否の患者の料金について
一線から退いて10年以上病気で月5回以上受診しながら生活していました。
窓口で確かに大した話はしなかったですね。
今信じられないことは、時給が2700円なんて表示されていることです。
薬剤師がすごく不足しているのだなあと思いました。私が出産前に続けたパートは時給1800円でした。どうしてこうまで違うのだろうと思います。
何かが変な気がしました。
現在は年収200万程度のパートです。
理不尽だなぁと思います。
求人サイト管理の方へそんな時給ありえないです。今の薄給の者たちがなんとか暮らしていくために全うな時給の提示をしてください。
院内処方の時の薬代の、5倍くらいの金額を徴収されますが、あれは薬剤師様の時給になるんですよね?