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世界最古の登録商標は赤い三角形だった

2013年06月25日 | コンサルティング

実はビールが苦手です。

特にジョッキに霜がおりたような冷え冷えのビールはいけません。いや、「まんじゅう怖い」じゃありません。本当に駄目なんです。第一、味というものがほとんどありません。のど越しを楽しむならコーラの方がはるかに良いです。

さて、このグラスに入っている私の大好物の飲み物はバスペールエールと言ってビールの一種です。しかし、日本で多く飲まれているビール(低温で下面発酵のラガー)とは全くの別物です。エール(Ale)は大麦麦芽の酵母を常温で上面発酵させてつくります。

そして、飲む時もあまり冷やしません(14度くらいが良い感じです)。飲み方もぐいっと一気にではなく、ちびちびと味わいながらゆっくり飲みます。

その時、口の中から鼻に抜けて行く複雑でフルーティーな香りと深いコクはまさに味を楽しむ飲み物です。ああ、飲みたい。

そしてこのグラスにある赤い三角形・レッドトライアングルは、1875年世界で初めて登録商標をとった伝統のマークです。マークの下には、「ENGLANDS FIRST-REGD.TRADMARK」(イギリスで第1号の登録商標)と記されています。

マークの色や形が、香りや味といった感覚を呼び起こすことを考えれば、商標というものは保護されるべきものだということがよくわかります。

おそらく人間も地道に実績を重ねていけば、やがてその人の「顔」も信頼を示すマークとして周囲から認められるようになると思います。もっとも登録制度はありませんが。

(人材育成社)