「あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ
だから今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう」
中島みゆきさんの「時代」のワンフレーズです。苦しい時や迷った時など、多くの人の心の支えになっている曲だと思いますが、私もまさにその一人。「時代」は歌詞も心に響きますし、曲も実に素晴らしい。
東日本大震災以降は、若い人にも歌われているとのこと。この曲を心の拠り所とする人々がますます増えているようですね。
この曲ができたのは、今から38年前の1975年。歴史を感じます。
中島さんは、この曲を書いた時には「何も考えていなかった」、「口が勝手に歌った」、曲の生まれ方としては、極稀なケースだったと2か月前くらい前のNHKの「SONGS」という番組で紹介されていました。
また、「この曲を歌う時には、何の意味も込めずに、「無」の気持ちで歌いたい。でも思惑が入り込んでしまって反省してしまう。今後「無」で歌える時があるのかないのか自分でも楽しみ。」ともおっしゃっていました。
曲が作られたきっかけも、そして現在歌う時にも「無」を意識されているということですね。
一昨日のブログでも書きましたが、「無」になることは簡単そうでいて、実は結構難しい。なかなか意識してなれるものではありません。
でも、多分「今この瞬間瞬間を大切にする」ということが、「無」になることにつながるのかもしれません。私たちの心は、ついつい先のことを心配したり、過去のことを悔やんだり。「今」この瞬間を無心で生きるのは難しいことですね。
私は以前から、研修の時には「今この瞬間を精一杯、受講者の方々と向き合いたい、受講者にも今この瞬間を大事にして研修を受けてほしい。」という気持ちで臨んでいます。
来週6月10日、株式会社人材育成社は満2歳の誕生日を迎えます。
仕事を続けていく中で、困難はつきものですが、、そういう時には冒頭の歌詞のとおり「今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう」!
気持ちを新たに、そして「今」この瞬間を大切に、これからもがんばっていきたいと思います。
(株式会社人材育成社)