今日は小学校の前期最終日でした。本来なら校庭で終業式をするはずだったのですが、台風14号絡みの雨が降ってしまったために、放送室からの生中継を各教室で視聴するというかたちでの終業式となりました。
私にとっては突然降って湧いたような小学校の非常勤講師の仕事でしたし、子どもたちや先生方にとっては6月から学校が始まるという前例の無い学校生活でしたから、それぞれに大変だったことだろうと思います。それでも、どうにかこうにかこの日を迎えられたことは喜ぶべきことでしょう。
今日は午前中で全ての授業が終わって、給食も無く下校となりました。子どもたちが居なくなってから教室の消毒と清掃をして、来週から早速始まる後期の予定を確認して帰路につきました。駅までの道を歩いていたら、近くのお宅の庭先に植えられた酔芙蓉の花が雨に濡れて咲いていました。

酔芙蓉の花は開きたての時には真っ白ですが、そこから徐々にピンク色から赤く色づいていき、一日で花を落としてしまいます。その次第に赤く染まっていく様が酒を飲んで酔っていく人の顔色のようだということで酔芙蓉という名がつけられました。
この辺りでは小田原市の隣の開成町に酔芙蓉で有名な公園があるのですが、実は小田原市内でもあちこちで見かけられます。ただかなり大きな木になるので、個人宅で育てるにはある程度の広いお庭がないと植えられないでしょう。
明日、台風が関東地方に最も接近するようで、神奈川県でも大荒れの予報が発令されています。せめて、それが酔芙蓉の花散らしの酷雨になってしまわないように願うばかりです。