共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

《愛の挨拶》はホ長調?ニ長調?どっちでやるの?

2024年10月20日 17時00分50秒 | 音楽
今日は昨日とうって変わって、朝からひんやりした空気に覆われた一日となりました。最高気温は20℃に届かず、一気に長袖日和となりました。

さて、先日あざみ野の音楽教室の大人の生徒さんがエルガーの《愛の挨拶》が弾きたいとリクエストしてきたことを書きました。それで、ホ長調とニ長調の2つのバージョンを聴き比べてどちらにするかを選んでもらったら

「ホ長調がいいです。」

ということだったので、自宅にある楽譜をひっぱり出してみることにしました。

《愛の挨拶》の楽譜というのは、洋書から廉価版まで様々なものがあります。そんな中で、我が家にあるのは



ヘンレ社から出版されているものです。

ヘンレ版のいいところは、パート譜が2冊入っていることです。これは他の曲でもそうなのですが、ヘンレ版には



ヴァイオリンのポジショニングや指番号がふられたものと



そういうものが全くないプレーンなものとが入っています。

指番号がふられたものは便利なのですが、反面

『この指使いってどうよ…?』

と思うこともしばしばで、時にはわざわざ指番号を修正液で消したりすることもあります。その点で指番号のないパート譜があると、そうした煩わしさがなくて便利なのです。

今の曲が終わったら、ホ長調の《愛の挨拶》を手掛けることにします。ということで、今日はフェリックス・アーヨの演奏によるホ長調の《愛の挨拶》をお楽しみください。


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