今日は昨日とうって変わって、朝からひんやりした空気に覆われた一日となりました。最高気温は20℃に届かず、一気に長袖日和となりました。
さて、先日あざみ野の音楽教室の大人の生徒さんがエルガーの《愛の挨拶》が弾きたいとリクエストしてきたことを書きました。それで、ホ長調とニ長調の2つのバージョンを聴き比べてどちらにするかを選んでもらったら
「ホ長調がいいです。」
ということだったので、自宅にある楽譜をひっぱり出してみることにしました。
《愛の挨拶》の楽譜というのは、洋書から廉価版まで様々なものがあります。そんな中で、我が家にあるのは
ヘンレ社から出版されているものです。
ヘンレ版のいいところは、パート譜が2冊入っていることです。これは他の曲でもそうなのですが、ヘンレ版には
ヴァイオリンのポジショニングや指番号がふられたものと
そういうものが全くないプレーンなものとが入っています。
指番号がふられたものは便利なのですが、反面
『この指使いってどうよ…?』
と思うこともしばしばで、時にはわざわざ指番号を修正液で消したりすることもあります。その点で指番号のないパート譜があると、そうした煩わしさがなくて便利なのです。
今の曲が終わったら、ホ長調の《愛の挨拶》を手掛けることにします。ということで、今日はフェリックス・アーヨの演奏によるホ長調の《愛の挨拶》をお楽しみください。