共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

富士とニャンコと《小さな木の実》

2022年10月21日 18時00分18秒 | 音楽
今日も爽やかな秋晴れの日となりました。通勤の小田急線の中からは



快晴の空に映える富士山が聳えているのも見ることができました。

小田原駅を出て、登校する前にいつも参拝している辨天様に御挨拶に参じました。すると



玉垣の間からニャンコが顔を出していました。



鼻をクンクンさせながら何かを探している様子で、



あちこち眺め回していましたが、



カラスの声に驚いて上空を見つめたままフリーズしていました(汗)。私もあまりの声の大きさにビックリしたくらいでしたから、ニャンコにしてみたらさぞかし大声だったことでしょう。

今日も小学校では運動会の練習が行われました。来週土曜日が本番なのですが、学年によっては振り付けが上手くいっていないようで、先生方からは焦りの表情が見て取れました。

そんな若干ピリついた空気感の中で、一人の男の子が

「先生、これあげる!」

といって何かを手渡してくれました。何だろうと思ったら、



校庭で拾ったドングリの実でした。

何でしょう、たったこれだけのことなのに、何だかものすごくジ〜ンときてしまいました。あまつさえちょっと泣きそうになったのは内緒です(汗)が、最近とみに涙腺が緩くて困ります。

そんなドングリを見ていたら、《小さな木の実》という歌が脳裏に浮かびました。

《小さな木の実》は1971年にNHKの『みんなのうた』で発表された曲で、メロディは《カルメン》などを作曲したジョルジュ・ビゼーの歌劇《美しきパースの娘》の中で歌われるセレナードを基にしています。現在では音楽の教科書にも載っていますから、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

そんなわけで、今日はその《小さな木の実》をお聴きいただきたいと思います。発表から50年以上経った現在でも愛されている、美しくも哀しいメロディをお楽しみください。



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