共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

セントパトリックデーセッション

2020年03月08日 23時58分00秒 | 音楽
今日は冷たい雨が降りしきる日となりました。しばらく暖かだっただけに、この寒さはなかなか堪えます。

そんな中、今日は以前にもアイリッシュライブで伺った国立市のアイリッシュパブ『Celtic Moon』に行きました。今日はここで、アイルランドの独立記念日にあたるセントパトリックデーをお祝いするライブ&セッションイベントが開かれました。

セントパトリックデーでは緑色のものを身につけることになっています。が、私の貧相なワードローブには緑色のものが無かったので、



とりあえずシャツの胸ポケットに緑色のチーフを入れて、念の為チーフの後ろに緑色のドライフラワーを忍ばせて参加しました。ただ、それだけでは何なので、



見た目も鮮やかなグリーンビールもオーダーしてみました。

今回のライブでは



タイトル写真にも載せたキャプテンポチーンというグループが主体となって、そこに楽器を持って居合わせた観客が参加してセッションするかたちで進められました。内容としては『サリーガーデン』をはじめとした定番のアイリッシュチューンや彼等のオリジナルと思しき曲まで、いろいろと織り交ぜながら進められました。

客席には



アイリッシュハープからギターから二胡からフィドルからウクレレからジャンベから、最終的にはヴァイオリンからチェロまで、様々な楽器が登場していました。

何人かの方は今までに彼等のライブに来たことがあったようで、バンドマスターが

「次は○○をやります。」

と言うと、すぐさまその曲のメロディを弾き始めていました。しかし、私は今回初めてだったのと、アイリッシュについて今ひとつ不勉強だったこともあって、すんなりとは混ざれませんでした。なので、とりあえずワンコーラス聴いて様子を把握してから、邪魔にならないようにそ〜っと入ってオブリガートをつけることに専念していました。

それでもライブは楽しく進み、最後には全員で『John Ryan's Polka』をセッションし、楽器持参でなかった方にも手作りの打楽器が手渡され、将来有望なチビっこリバーダンサーまで登場して大いに盛り上がりました。

終演後、



全員で記念撮影をした後も演者を交えてのトークに花が咲き、大変楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

新型コロナウィルス騒ぎで各所でイベントやライブが中止に追い込まれている昨今、今日のライブ&セッションを予定通り敢行して下さったお店の決断と努力には頭が下がります。店長さんは

「東京マラソンよりも小規模なイベントはやろうと思います。」

と冗談めかして仰っていましたが、そういう気概を持って今日のライブを開催されたことには、ひたすら感謝あるのみです。

最近やたらとライブハウスが新型コロナウィルス感染経路として槍玉に挙げられていますが、関係各位の安全性を守るかたちをとった上で、このような小規模ライブがこれからも各地で予定通り行われるようになることを願って止みません。

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