今日も寒くなりました。午後には霙のようなものもチラホラ降り、冷たい風が一日中吹き渡っていました。
今日は、午前中はとにかく何もせずに休みました。そして、午後になってからちょっと真面目に練習しようと思って楽譜を物色してみて、
バッハのヴァイオリンソナタを弾いてみることにしました。
バッハの《ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ》は全部で6曲あるのですが、今日はその中から第4番ハ短調を練習してみることにしました。
この曲はかつて生徒にも弾かせたこともありますし、私も個人的に全6曲の中でも一番好きな作品なので、久しぶりにやってみようと思い立ちました。
《マタイ受難曲》の名アリア『Erbarme dich(神よ憐れみ給え)』のようなシチリアーノの第1楽章、ヴァイオリンとチェンバロの両手が見事な3声部のフーガを展開していく第2楽章、変ホ長調の暖かな響きが心地良い第3楽章、そして2つの楽器の丁々発止のやりとりが素晴らしい第4楽章と、どこをとってもいい曲です。
ただ…いざ弾いてみるとものすごく難しい!我ながらよくこんな曲を弾いていたなと思いましたが、これを期にちゃんと練習しようと思います。
そんなわけで、今日はバッハの《ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番ハ短調BWV1017》をお聴きいただきたいと思います。レイチェル・ポッジャーのバロックヴァイオリン、トレヴァー・ピノックのチェンバロでの演奏でお楽しみください。