雨の古刹

昨日の天気予報にはなかった雨がそぼ降る朝、コンビニへちょっとした買い物がてら、近所の桜の開花状況を確認すべく出掛けてみました。

ちょっと遠回りして、いつも利用する二つ三つ先のバス停付近に足を伸ばしてみました。その近くにあるお寺の山門付近と、そこから本堂に伸びる参道の両脇には、御覧のように開花を待ちわびていたソメイヨシノが一斉に花を咲かせていました。

ここだけ切り取ると、塗りの施されたものすごい山門の名刹に見えますが、実際の山門はスチール製で扉がありません。それに、ここからちょっとでも左右に画面を振ると、至ってありきたりな住宅地が写りこんでしまいます。そこを写さないようにいろいろと工夫をした結果が、上の一枚です。

ことほど左様に、こうして見ると写真というものが如何に真実を写さないものかということがよく分かります。その分、いろいろと加工ができるということにおいては何とも便利なものでもあるのですけれどね。