毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
のんびり
元日の朝は、妻から「お雑煮できたよ」と9:30頃に起こされた。思ったほど酒は残っていないし、それなりに元気かなと思いながら、雑煮を食べた。だが、妻がしきりに「眠い、眠い」と連発し、子供たちは起きてくる気配もないから、どうしようかと思っているうちに、「いいやもう一回寝てやれ」と決めた。妻に「やっぱり寝てくる」と告げてベッドに戻った。すると、本当にすぐに寝付いてしまって、目が覚めたら12:30だった。階下では妻と娘・息子の話し声が聞こえる。昼過ぎまで寝たなんて何年ぶりだろうと、驚きながら台所へ行くと3人が楽しそうに話をしている。皆私のことなど気にかけずに話し続けていたから、居間に行ってソファーに寝転がってTVを点けた。当たり前のように毎年恒例の番組しかやっていないからボーッと眺めていたが、それでも時にはチャンネルを換えながら見ていたら、いつの間にか3時になった。こんなことだったら、DVDでも見ればよかったと、少し後悔して台所に行ったところ、3人はまだ話し続けていた。よくもまあ、話すことがあるもんだと思ったが、私は少し空腹を感じたので、「デニーズへ行こう」と誘ってみた。すると、まばらな反応ながら、年賀状を出しがてら出かけてもいいか、ということに話がまとまった。じゃあ、「お前が運転していけよ」と娘に言ってやったら、「うん」と素直に応じた。昨夜の初詣で大分肝を冷やしたが、なにせあの時は私が酔っ払っていたから、さほど怖くはなかったが、素面で横に乗るのはこれが初めてだ。ちょっと緊張したが、そこそこのハンドルさばきで何とかデニーズまでたどり着けた。
やっぱり娘は元気だ。デニーズではひとりでべらべらしゃべり続けていた。店にあったバイトの求人雑誌を取ってきて、名古屋は京都より時給が高いだとか、こうした広告の枠は、1:1.6 の黄金比でできていて、ハンバーグも黄金比で作るとおいしいだとか、とりとめのないことを話す。息子はそんな話を真剣に聞いているが、如何せん頭の回転がついていかないので、トンチンカンなことを言っては娘からたしなめられる。この2人の取り合わせは天の配剤の妙と言えなくもないが、来年大学受験を迎える息子にはさらなる向上を望みたくなる。これでもかなり大人になってきたのだけれど・・・
帰宅して、さあこれから寝るまで何をしようかと考えた。今度こそ「スターウオーズ」のDVDを見ようかと思ったのだが、あっと思い直して、村上春樹の「東京奇譚集」を読むことにした。今まで村上春樹はあまり読んだことはなかったが、一度ちゃんと読んでみようと年末に購入してあった。元日に読書などというものはあまりしたことがない。いつも酔っ払ってはTVで愚にもつかない番組を半分居眠りしながら見ているだけだから、私としてはかなり画期的な試みだった。読み易い作家だとは思っていたが、短編5作をすらすらと、あっという間に読了した。帯に「不思議な、あやしい、ありそうにない話。しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれない物語」と紹介がある。確かにそういう物語を集めたものだが、私はその中でも最初の「偶然の旅人」が一番面白かった。題名の通りに、偶然が積み重なって1つの出来事が起こる不思議さを描いた物語だが、私は話の内容から少し外れているかもしれないが、主人公(?)の次の言葉が印象に残った。
「かたちのあるものと、かたちのないものと、どちらかを選ばなくちゃならないとしたら、かたちのないものを選べ。それが僕のルールです。壁に突きあたったときにはいつもそのルールに従ってきたし、長い目で見ればそれが良い結果を生んだと思う。そのときはきつかったとしてもね。」
これは彼の経験則らしいが、私はどうだろう。今までそんな二者択一の場面に立ち会ったことがあるだろうか。形のあるもの(=物質)とかたちのないもの(=精神)との狭間で選択をしなけりゃならない場面が果たしてあっただろうか。うーん、あったような、ないような・・・
まあ、心がこんなにゆったりしている時にそんな難しいことを考えるのはやめておいたほうがいい。もう、2日から塾だし・・・
やっぱり娘は元気だ。デニーズではひとりでべらべらしゃべり続けていた。店にあったバイトの求人雑誌を取ってきて、名古屋は京都より時給が高いだとか、こうした広告の枠は、1:1.6 の黄金比でできていて、ハンバーグも黄金比で作るとおいしいだとか、とりとめのないことを話す。息子はそんな話を真剣に聞いているが、如何せん頭の回転がついていかないので、トンチンカンなことを言っては娘からたしなめられる。この2人の取り合わせは天の配剤の妙と言えなくもないが、来年大学受験を迎える息子にはさらなる向上を望みたくなる。これでもかなり大人になってきたのだけれど・・・
帰宅して、さあこれから寝るまで何をしようかと考えた。今度こそ「スターウオーズ」のDVDを見ようかと思ったのだが、あっと思い直して、村上春樹の「東京奇譚集」を読むことにした。今まで村上春樹はあまり読んだことはなかったが、一度ちゃんと読んでみようと年末に購入してあった。元日に読書などというものはあまりしたことがない。いつも酔っ払ってはTVで愚にもつかない番組を半分居眠りしながら見ているだけだから、私としてはかなり画期的な試みだった。読み易い作家だとは思っていたが、短編5作をすらすらと、あっという間に読了した。帯に「不思議な、あやしい、ありそうにない話。しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれない物語」と紹介がある。確かにそういう物語を集めたものだが、私はその中でも最初の「偶然の旅人」が一番面白かった。題名の通りに、偶然が積み重なって1つの出来事が起こる不思議さを描いた物語だが、私は話の内容から少し外れているかもしれないが、主人公(?)の次の言葉が印象に残った。
「かたちのあるものと、かたちのないものと、どちらかを選ばなくちゃならないとしたら、かたちのないものを選べ。それが僕のルールです。壁に突きあたったときにはいつもそのルールに従ってきたし、長い目で見ればそれが良い結果を生んだと思う。そのときはきつかったとしてもね。」
これは彼の経験則らしいが、私はどうだろう。今までそんな二者択一の場面に立ち会ったことがあるだろうか。形のあるもの(=物質)とかたちのないもの(=精神)との狭間で選択をしなけりゃならない場面が果たしてあっただろうか。うーん、あったような、ないような・・・
まあ、心がこんなにゆったりしている時にそんな難しいことを考えるのはやめておいたほうがいい。もう、2日から塾だし・・・
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