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8・14 vs.TEX

 先日、名古屋に所用で出かけた折に、弟のマンションに立ち寄った。双子たちにバーゲンで買ったやった服を届けるためだが、そのお返し(?)にビデオテープをもらった。私がずっと前に録画を頼んでおいた松井の試合のビデオだそうだ。えっ、いつのだろうとしばらく考え込んでしまったが、8月に私が京都に連泊した際に、自宅のビデオでは録画できなくなるため弟に録画を頼んであったものだとゆっくりと思い出した。8月12日は試合が終って、翌日の試合の録画予約をしてから車で出発した。その13日の試合は京都のホテルで見た覚えがある。ライターが4ボールを連発して、乱戦気味の試合だったが、ヤンキースが打ち勝った。松井も12日にはHR.を打って、13日も3安打して復調気味の頃だった。などということは思い出せたが、はて、14日の試合はどうだったか・・・全く思い出せない。朝起きてホテルで見た覚えもないから、たぶんデーゲームで日本では深夜に放送されたものだろう。しかし、松井はどうだったのか、試合はどうだったのか、まるで記憶がない。それなら逆に、先入観なしに試合を楽しめるじゃないかと、何か得をした気分になって、久しぶりに松井を見てみるかとビデオをセットしてみた。
 すると、やはりデーゲームだった。試合はヤンキースが7-5でサヨナラ勝ちを収めたが、試合経過を簡単にまとめてみる。
 
 初回A-RODとマツイのタイムリーで2点を先制したヤンキースは3回にもシェフィールド、A-RODの2者連続アーチで序盤から4点リード。投げてもムッシーナが5回に一発を浴びたもののそれ以外は危なげない完投ペースのピッチング。しかし、8回にメンチに2ランを浴びて2点差とされてしまい、ここで降板、ゴードン、リベラに後を託した。ところが、9回にリベラがまさかの乱調。高めに浮いた球を痛打され3安打で2失点。同点とされてしまう。試合はそのまま延長へ突入し、流れはレンジャーズに傾いたかと思われたが、11回裏、バーニーが放った打球は綺麗な放物線を描いて右中間スタンドへ。打った瞬間小さくガッツポーズをしながらホームインしたバーニーはチームメイトから手荒い祝福を受けた。(何度見ても松井がその輪の中にいなかったのは何故?)
    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 R H
  TEX 0 0 0 0 1 0 0 2 2 0 0 5 13
  NYY 2 0 2 0 0 0 1 0 0 0 2x 7 12
 
 それで肝心の松井のこの日の打撃成績は、
○第1打席 1回1死1,3塁:センター前タイムリー・1打点
○第2打席 3回0死走者なし:ショートゴロ
○第3打席 6回先頭打者:四球
○第4打席 8回先頭打者:空振り三振
○第5打席 10回2死走者なし:セカンドゴロ

 この試合のヒーローは言うまでもなくサヨナラHR.を打ったバーニーである。しかし、私が見たところ、松井がヒーローになれるチャンスが3度あった。
 1度目は3回の攻撃で、シェフィールド、A.ロッドが連続HR.を放った後の打席。松井が続いてHR.を打てば6月のTAM戦の3者連続HR.の再現とばかりに、カーテンコールに応えられたことだろうがショートゴロ、がっかり。
 2度目は9回の守備。2点リード、2アウト満塁で相手バッターが放ったライナー性のヒットを松井が捕球してすばやくバックホーム。しかし、ワンバウンドでポサダのミットへ。ダイレクトで返球されていたら、ひょっとして2塁ランナーが本塁憤死で試合終了となっていたかもしれない。
 3度目は言うまでもなく、10回の最終打席、2アウトランナー無し。HR.を狙ってもいい場面で、2-1と追い込まれてから変化球に合わずにゴロアウト。思わず溜息が出てしまった。
 全く偶然に見た試合だったが、昨シーズンの松井を象徴するような内容だった。確かに4打数1安打1四球1打点とそこそこの仕事はしている。しかし、ここぞという場面でヒーローになりきれない。見ている私のストレスはたまるばかりであった。 
 しかし、今年の松井は違う!何の根拠もないが同じ轍を踏むような男ではない。きっとやってくれる。そのためにWBC出場を辞退して今シーズにかけようとしている。
 松井、チャンピオンリング目指して頑張れ!!私は君の力を信じているぞ!!  
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