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リース

 今日はクリスマスイブだ。せっかくのイブ、何かそれらしいことをしてみたいと思った。何にしようか、あれこれ考えてみたのだが、なかなかいい考えが浮かばない。すると、小学生の冬休みの宿題に、自分が作ってみたいリースのスケッチを描くというものがあった。これだ!とばかり閃いた。「私もリースを作ってみよう!」
 しかし、昨日から冬休みが始まり、塾の時間割が冬休みバージョンとなって全く身動きができない。リースを作ろうにも材料を満足に集めることなどできるものではない。しかし、作ろうと決めた瞬間から、意気込みだけは妙に熱いものがあったので、身近にあるもので何とかやってみようと思った。

 

まずは土台作り。父の作業場をのぞくと、「ばんせん」と言って足場丸太を組み立てるときに丸太同士を結びつける鉄線があったので、それを土台に使うことにした。二重に巻きながら丸くしていったら、直径25cmほどの円ができた。ペンチでつなぎ止めて、土台は簡単に完成した。でも、このまま鉄線がむき出しになっていてはいくらなんでも暖かみがない。何かその上に巻かなくてはいけないと思った。すると、「ばんせん」のそばに束ねて置いてあった藁を巻きつけてみてはどうだろうと、再び閃いた。

  

藁を無造作に巻きつけていって、何箇所か適当なところをあまった藁で縛ってみた。それが真ん中の写真だが、どうにも収まりが悪い。そこで、家にあった少しおしゃれなビニール紐をぐるっと一周巻いてみた。右の写真がそれだが、これでかなり形が整った。しかし、さすがにこれだけでは貧相だ。なんといっても藁だ、無理もない。私としては馬小屋で生まれたと言われるイエスの誕生日にちなんで、藁を使ったという面もあっただけに、ここからどう飾り付けていくかが思案のしどころだった。何かいいものはないか・・家で物色していると、妻が以前買っておいたというりんごの実の飾りを出してきてくれた。「知恵の実」と呼ばれることもあるりんごとは、なかなか縁起がよい。

 

吊り下げてみたら、いい感じだ。でも、藁の上にも何か飾ったほうがいいような気がした。このままでは少し殺風景過ぎる。リースとはもともと魔よけのためのものなのだそうだ。ならば、先日ゴジ健さんが教えてくださった「難を転ずる」に通じる「南天」が魔よけの意味合いといい、色目といい、私のリースに最適だとまたまた閃いた。
 

自宅の庭の南天から実を採ってきて、藁の間に挿し込んだ。思ったとおりのできばえだ。しかし、りんごの赤と南天の赤、少し違った色のアクセントが欲しい。同じ魔よけなら、庭に柊の木がある。その葉を南天の間に挿してみてはどうだろう。と試してみたのが右の写真、やはり予想通り、緑がいい味を出している。
 これで完成!!塾の休み時間を使ってこそこそ作ったものだから、所要時間ははっきりしないが、一気に作っていたなら1時間足らずでできたと思う。早速家の玄関に飾ってみた。


自分で言うのもなんだけど、上出来、上出来!!うれしい!!

リースの輪は、「永遠を意味し、生命・幸福がいつまでも続くように」という願いが込められているのだそうだ。
    Happy Christmas!!
  
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