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冷やし中華

 スーパーやコンビニの店頭に冷たい麺が並ぶようになって来た。麺類好きの私は温かい麺も好きだが、冷たい麺も同じくらい好きだ。以前このブログでも紹介したように、冬でも「ころうどん」(冷たいうどん)を食べに行く。鍋焼きうどんをフーフーいいながら食べている人の横で、冷たいうどんを食べるのは小気味いい。私の住む市では一年中「ころうどん」が食べられるのが嬉しい。
 しかし、冷やし中華は冬になると食べられなくなってしまうのはどうしてだろう。大学に入って初めて冷やし中華を冷麺(レーメン)と呼ぶのを知ったが、冬場にはメニューから消えてしまうのはなぜなんだろう。まさか、夏の風物詩としての存在を確立しようとしているわけでもないだろうに。
 コンビニのTVコマーシャルにも、盛んに冷やし中華が登場するようになった。「そろそろ食べたいなあ」と思い始めていたら妻が昼食に作ってくれた。麺ときゅうり・玉子・ちくわをのせただけの簡単なものだったが嬉しかった。ついつい食べるのに夢中になってしまい、写真を撮るのが遅れてしまった。


しかし、食べ始めてすぐに自分が大きな失敗をしているのに気が付いた。「マヨネーズ!!」なんで忘れていたんだろう、マヨネーズがなけりゃ冷やし中華じゃない!あわてて冷蔵庫からマヨネーズを取り出したら、あいにく少ししか残っていなかった・・。くそっ、と思いながらもあるだけ全部掛けてみたが、どうにも足りない。


納得はいかなかったが、食べなおしてみるとやっぱりこの方が断然おいしい。マヨネーズはまさしく魔法の調味料だ。これだけの具では種類が少ないし、彩りも悪い。なんだか安っぽくて寂しさは否めない。かと言って、トマトは嫌いだし、紅しょうがなんて不要だ。カニカマくらいは欲しい気もするが、それでもマヨネーズには代えがたい。麺ときゅうりとマヨネーズさえあればもう十分だ。(それを冷やし中華と呼べるかどうかは別として)
 思い返せば、私が冷やし中華にマヨネーズを入れるのを覚えたのは、大学生の頃によく行った中華料理屋でだった。(この料理屋で初めて餃子を食べるようになった。それまではニンニクの臭いが嫌いで餃子は毛嫌いしていた。)実家にいた時はマヨネーズを掛けるなんてことはしてなかったと思う。京都で初めて食べたマヨネーズを掛けた冷麺のおいしさは一瞬にして私をとりこにしてしまい、それ以来どんなことがあっても冷やし中華にはマヨネーズを掛けることにしている。最近は大体の店でマヨネーズが掛かっているが、まだマヨネーズのない冷やし中華を出す店が時々ある。そうした店では二度と食べないようにしている。それほど私にとって、マヨネーズは冷やし中華に欠かせないものなのだ。
 自分のことを「マヨラー」などとは思わないが、マヨネーズを使う頻度は高いほうだと思う。スクランブルエッグにはマヨネーズ、お好み焼きにもマヨネーズ、夏には小腹がすくときゅうりの皮をさっと剥いてマヨネーズをつけてボリボリかじる、最高だ。マヨネーズは私にとっては必需品だ。だが、何にでも掛ける訳でもないし、チューブからチューチュー吸ったりもしないから、重度のマヨネーズ依存症ではないはずだ。ただちょっとだけ他の人より使用量が多いだけのことだと思っているのだが、どうだろう。
 
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