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ピタゴラ装置

 普段は新しいものには余り興味を示さない私だが、ことブログに関しては新しい知識を得ると試したくなる。一昨日のブログパーツをメニュー画面に貼ることができたのに続いて、YouTube の画像も貼ってみたくなった。しかし、オリジナル画像を投稿してそれをここに貼るには専用の機器もないし、知識もない。そこで、何か面白い映像を見つけてきて貼ってみることにした。どういうのがいいかなと考えをめぐらせているうちに部屋の隅に転がっていた「ピタゴラ装置 DVDブック①」(小学館)に目がとまった。昨年末に買ってきたなり、一度も見たことがなかったが、もしこの映像が YouTube で見つかったら、それを貼り付けてみるのも面白いだろうと思いついた。TV画像を録画したものはチェックが厳しくてすぐに削除されてしまうそうだが、うまい具合に幾つか見つけることができたから貼り付けてみる。(いつまで見られるか分からないが、とりあえず今は見られる)




このピタゴラ装置の映像は、NHK教育の「ピタゴラスイッチ」という番組の1コーナーで放映されている。朝ボーっとTVのチャンネルを回していて、運良く曜日と時間が合えば楽しむことができる。何曜日の何時に放送されているかは知らないが、子どもたちには人気がある番組だ(調べたら、毎週火曜日 午前9:15~9:30、水曜日 午前10:30~10:45 土曜日 午後5:25~5:40に放送されているようだ)。色々変化に富んだコーナーがいくつか用意されているため見ていて飽きない。その中でも、私は「おとうさんスイッチ」という、子どもたちが小さなダンボール箱をコントローラー代わりにして、そこに書かれた動作をお父さんがするというものが好きだ。お父さんが照れながらも忠実に動くところがいい。
 もちろんこの「ピタゴラ装置」も大好きなコーナーである。その発想の豊かさには見るたびに驚いてしまう。私達は感心して見ているだけでいいが、製作者の苦労は相当のもののようだ。ピタゴラ装置を作っているのは慶応大学・佐藤雅彦研究所なのだが、撮影にまつわる苦労話がDVDブックに載っている。

 「今では、撮影のテイク数の多さも現場のスタッフに理解されていますが、始めた当時は、テイク30も超えると、スタジオ内にかなりの緊迫感が走ります。テイク50を超えると、怒りを含んだ空気がスタジオに充満します、一触即発の胃が痛くなるような失敗が続く時間が流れます。テイク70を超えると、緊迫感を通り過ぎ、到達点のないあきらめと嘲笑めいたものまでがかすかに生まれてきます。しかし佐藤研はあきらめません。このピタゴラ装置が番組に入った時のことを考えると、たとえテイクが100を超えようと、成功に向かっていこうという気が起きるのです。」

ピタゴラ装置が毎回あまりにスムーズに動いていくので、番組の裏側にこんな苦労が隠されているなんてことはついぞ考えたことがなかった。素晴らしい完成品を作り上げるにはいくつもの失敗を乗り越えなければならないのはどんな分野でも同じなのだろう。
 そんな苦労とは対極にあるようなのが、「いつもここから」が暢気に行う「アルゴリズム体操」。見るたびに思わず体が動いてしまうのだが、二人の真剣そのものの表情がいい。




「やまだ眼」、ちょっとおもしろい。
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