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自転車(2)

 土曜日、午前中の授業が終わって生徒を送った帰り道、小学校の下を通りかかったのでバスを止めてみた。私の母校でもあるこの小学校は、小高い場所にあり、たどり着くには長い坂を登って行かなければならない。坂の両側には桜の木が上から下までずっと植えられているので、春先には満開の桜の下を通ることになり、昔から「桜トンネル」と呼ばれている。残念ながら、桜の盛りは過ぎてしまい落花に忙しい時期になってしまったが、坂一面に落ちた花弁が積み重なり、さながら桜の絨毯のように見えたのには驚いた。

  

 しかし、いつまでも見惚れているわけにもいかない、早く家に戻らなくては!!。と言うのは、先日記事にした妻の自転車に関して、結局三輪自転車を買うことになり、水曜日に妻がネット注文した物が、塾の授業が終わる少し前に届いていたからだ。大きな箱に入っていたから、私までワクワクしてきて早く空けてみたくて仕方なかった。


 急いで家に戻って、昼食を猛ダッシュで食べた後、大きな箱を開けてみた。おおっ!!


 すると、ハンドルだけがセットされていない、ほぼ完成品の三輪自転車が出てきた。淡い緑色をした、思ったよりも小ぶりの可愛い自転車だ。同封されていた工具を使って簡単な作業をしただけでハンドルもすぐにセットできた。なかなかいい感じだ。
  

 実はこの自転車に決める前には、地元の自転車屋に行って色々話を聞いてみた。国内一流メーカーの三輪自転車は6万円以上はすること、ネットで安売りの自転車は性能や耐久性に問題があるかもしれないこと、PL法の絡みもあってネットで買った自転車を整備することはできないこと、など親身に説明してくれた。有難かった。しかし、やっぱり値段には勝てなかった・・。なんと3段変速機まで付いて、34,000円で買えるのだから、どうしたってネット通販の魅力に抗うことなどできなかった。
 早速、妻が試運転した。いくら3輪で転ぶ危険はほとんどないといっても、体が納得できないらしい、なかなかうまく進めることができなかった。それでも、ゆっくりゆっくり進み始めると、徐々に感覚が身に付いてきたようで、思ったよりも短時間でペダルを漕げるようになった。ブレーキも慣れない手つきながらも操作できるようになり、なんとか停車することもできるようになった。やはり、自転車に乗ったことにない人用に作られているだけあって、きっちりツボを心得た設計になっているようだ。私も少しだけ乗ったが、思ったよりも重くなく、軽快に走ってくれたのには得したような気分になった。これで十分だ、いい買い物だ。
 でも、いくらなんでもスーパーまで国道を妻が三輪自転車で走るのは、もう少し練習してからじゃなければ、とてもじゃないが危なっかしい・・。せめてブレーキをしっかりかけられるようになり、変速機が楽に使えるようになるまでは、家の周りで練習を重ねなければいけないだろう。
 国道デビューはもう少し先になりそうだ。

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