goo

花見!!

 花見をした。満開の桜の木の下、親戚何人かを呼んでしばし時を忘れた。場所は去年も小宴を催した近くの公園、ビニルシートを敷けば立派な席となる。料理などスーパーで買ってきた出来合いのもの、それでもいくつか集まれば些かなりとも華やぎが感じられる。

  


 集まったのは子供を入れれば20人ほど、急な催しにしては多いほどだ。わが妻は土曜から東京へ藤原竜也の「身毒丸」を観にいったため参加せず、座興の中心たる者が欠けたることを心配したが、さほどのこともなく盛り上がる。とは言え、ただただ酔漢となることが主眼の私には周囲がどうあれ、大して気にもならない。常日頃自己中の謗りを受ける私は酔えばますますその傾向甚だしくなり、ただひたすら己が酔いに身を任せるばかり。気付けば、周りにビールの空き缶の山・・。「いつこんなに飲んだの?」などと厚かましくも問うてみても失笑をかうばかり。それでも、いつもなら「何バカなこと言ってるの!」と難詰する妻がいない分、拍車がかかったかも・・。

 

 もちろん、大好きなひまちゃん・あーちゃんも呼んであるから一緒に遊んだ。しかし、もうやっぱり寄る年波には勝てない、彼らの動きに付いていくには青息吐息だ。10歳下の弟が子供らの動きに負けないでいるのには少々感嘆を洩らさずにいられなかった。それにしても、ついこの間生まれたばかりと思っていたひかる君がハイハイを始めたのには驚いた。「もう9ヶ月ですから」と言う義妹の言葉に納得しながらも、時の過ぎ行く速さには驚懼するばかりだ。
 去年の花見にも参加してくれた従兄弟の息子、その際に松井の背番号55の付いたピンストライプのユニフォームをプレゼントした。今年も参加してくれたその子に何かプレゼントをするものはないかと、かなり酔っ払って物事の軽重がいい加減になっていた私は考えた。「じゃあ、スタジャンをやろうか・・」


 アメリカンサイズのXLでは小学校4年生になったばかりの彼には大きすぎる。しかし、55のピンストライプを大事に飾ってあるという松井ファンだから、きっとこのスタジャンも大事にしてくれるだろう。
 酔いがさめたら後悔するかもしれないが、とりあえず今はいい花見ができたと喜ぶばかりの私である。
コメント ( 10 ) | Trackback ( 0 )