毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
かささぎの橋
今日は七夕。織姫と牽牛が1年に一度、7月7日に会えるという日・・。ロマンチックな伝説として誰もが知っている話だが、ふっと「なぜ1年に一度しか会えなくなったんだろう?」と疑問がわいた。ちゃんとした理由があったはずなのにどうしても思い出せない。
少し調べたら分かったが、それを少しばかり色づけして、以下に書き記してみようと思う。
牽牛さま
毎日機織に精を出して何も楽しみがなかった私を心配した父が、働き者のあなたと娶らせてくれたのは本当に幸せなことでした。毎日が夢のようで本当に天にも昇るような気持ちですごしていました。
でも、それがいけなかったんでしょう。お話ばかりしてはしゃいでは、働くのをおろそかにしてしまった私たちに腹を立てた父が、私たちの仲を引き裂いてしまいました。父といっても天帝では逆らうわけにも行きません・・。「もう会ってはならない」この言葉を聞いたとき、私は崩れ落ちそうになりました。あなたも顔が真っ青になり、ガタガタ震えていましたね。そんな私たちを哀れに思ったのか、父が「心を入れ替えて一生懸命働いたなら、1年に一度7月7日にだけ会うことを許す」と言ってくれたときには、心からほっとしました。たとえ一年に一日だけでもあなたに会えるなら、その日のために毎日一生懸命働こう、そう心に誓いました。あなたも同じ思いでいてくれたと思います。
私は一生懸命働きました。働いていると、あなたと会えない寂しさを紛らわすことができました。一日が終わるとあなたに会える日が近づいた、そんな喜びで胸がいっぱいになりました。
そして・・・、やっときました。指折り数えた七月七日が・・・。でも、どうしたことでしょう。雨が、大雨が降って天の川の水かさが増してしまったのです。いくら頼んでも月の舟人は私を渡してはくれなかったのです。あなたが向こう岸に立っているのはおぼろげながら見えました。でも、どうしようもできないのです。ただただ泣くしかありませんでした・・・。
するとその時、どこからともなくかささぎの群が飛んできたのです。かささぎたちは、天の川で翼と翼を広げて橋を作って私を渡らせてくれたのです。そのおかげで私はあなたに会うことができました。一年会うことができずに毎日毎晩恋焦がれていたあなたに・・、やっと・・。
うれしかった、楽しかった、幸せだった。
でも時間は止まってくれません。私は戻らなければなりません。あなたとずっと一緒にいたい、でもどうしてもそれは許されないのです。私は帰ります・・。でも、また来年、あなたに会えるのですから、その日を楽しみに生きていきます。
今日はありがとう。そしてまた来年・・・。
織姫
天帝というのは天を統べる存在なのだろうが、人の恋路を邪魔するのはいくらなんでもやりすぎだ。今夜晴れればなあ・・。
少し調べたら分かったが、それを少しばかり色づけして、以下に書き記してみようと思う。
牽牛さま
毎日機織に精を出して何も楽しみがなかった私を心配した父が、働き者のあなたと娶らせてくれたのは本当に幸せなことでした。毎日が夢のようで本当に天にも昇るような気持ちですごしていました。
でも、それがいけなかったんでしょう。お話ばかりしてはしゃいでは、働くのをおろそかにしてしまった私たちに腹を立てた父が、私たちの仲を引き裂いてしまいました。父といっても天帝では逆らうわけにも行きません・・。「もう会ってはならない」この言葉を聞いたとき、私は崩れ落ちそうになりました。あなたも顔が真っ青になり、ガタガタ震えていましたね。そんな私たちを哀れに思ったのか、父が「心を入れ替えて一生懸命働いたなら、1年に一度7月7日にだけ会うことを許す」と言ってくれたときには、心からほっとしました。たとえ一年に一日だけでもあなたに会えるなら、その日のために毎日一生懸命働こう、そう心に誓いました。あなたも同じ思いでいてくれたと思います。
私は一生懸命働きました。働いていると、あなたと会えない寂しさを紛らわすことができました。一日が終わるとあなたに会える日が近づいた、そんな喜びで胸がいっぱいになりました。
そして・・・、やっときました。指折り数えた七月七日が・・・。でも、どうしたことでしょう。雨が、大雨が降って天の川の水かさが増してしまったのです。いくら頼んでも月の舟人は私を渡してはくれなかったのです。あなたが向こう岸に立っているのはおぼろげながら見えました。でも、どうしようもできないのです。ただただ泣くしかありませんでした・・・。
するとその時、どこからともなくかささぎの群が飛んできたのです。かささぎたちは、天の川で翼と翼を広げて橋を作って私を渡らせてくれたのです。そのおかげで私はあなたに会うことができました。一年会うことができずに毎日毎晩恋焦がれていたあなたに・・、やっと・・。
うれしかった、楽しかった、幸せだった。
でも時間は止まってくれません。私は戻らなければなりません。あなたとずっと一緒にいたい、でもどうしてもそれは許されないのです。私は帰ります・・。でも、また来年、あなたに会えるのですから、その日を楽しみに生きていきます。
今日はありがとう。そしてまた来年・・・。
織姫
天帝というのは天を統べる存在なのだろうが、人の恋路を邪魔するのはいくらなんでもやりすぎだ。今夜晴れればなあ・・。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )