毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
壁
2週間ほど前に「オブジェ」と題して、近くのタイル工場に新しく作られた低いレンガの壁の写真を載せたが、その後様子が大いに変わった。レンガの上に細い鉄骨が組まれ、その上に目隠しのようなトタンの壁がずらっとできてしまった。
ここはタイル工場の原料や製品の置き場所になっていて、フォークリフトが毎日忙しく出入りするたびに、物凄い粉塵が上がって周りが見えなくなってしまうこともよくある。近隣からクレームが付けられたこともしばしばあるが、その度に適当に誤魔化すだけで、いつまでたっても白煙もうもうたる有様は改まらなかった。私たち近所の者は、もう半ば諦めていて、少し前にレンガの壁が作られた時も、何を酔狂なことをするんだろう、くらいにしか考えていなかった。まさかそれがトタンの壁を作るための布石であったとはまったく思いもしなかった。だが、これで粉塵の害もかなり軽減されるだろうと、かなり遅ればせながらも、私たちには歓迎すべき処置であった。
しかし、困ったことが一つあった。それは、このトタンはどこからか拾ってきたものなのだろう、かなり古びていて、あちこち損傷が目立っている。塾から橋を渡って道路に出ようとすると、真正面に見える壁だけに、こんなにみすぼらしいままではあまりに見てくれが悪い。困ったなあ、いやだなあ、と思っていたら、その2・3日後に・・、
きれいにペンキが塗られた。多分工場で働く外国人が塗ったのだろうが、専門の職人ではないだろうに、なかなかの上手に塗られている。これなら見た目もいい、と思って眺めていたら、壁の前に鉢植えの花がいくつか並べられているのに気づいた。
なかなかの心遣いだ。働いている外国人というのはペルー人なのだそうだが、こうやって草花を置くことで、道行く人々の心に少しでも潤いを与えようというのは、万国共通の心配りなのだろう。一度も言葉を交わしたことなどないが、何だか急に親近感がわいてきた。
さらにはトタンと屋根の隙間に青いビニールシートが張られた。
これで、粉塵が外に飛び出すのはほとんどなくなったように思う。こうした一連の作業はタイル工場の経営者が指示したものだろうが、かなりペルー人たちの意図が反映されているように思う。そうでなかったら、旧態依然たる経営者の姿勢がここまで劇的に変わるなんてことは考えられないから・・。
なんにしても私たち近隣の者には喜ばしいことである。
ここはタイル工場の原料や製品の置き場所になっていて、フォークリフトが毎日忙しく出入りするたびに、物凄い粉塵が上がって周りが見えなくなってしまうこともよくある。近隣からクレームが付けられたこともしばしばあるが、その度に適当に誤魔化すだけで、いつまでたっても白煙もうもうたる有様は改まらなかった。私たち近所の者は、もう半ば諦めていて、少し前にレンガの壁が作られた時も、何を酔狂なことをするんだろう、くらいにしか考えていなかった。まさかそれがトタンの壁を作るための布石であったとはまったく思いもしなかった。だが、これで粉塵の害もかなり軽減されるだろうと、かなり遅ればせながらも、私たちには歓迎すべき処置であった。
しかし、困ったことが一つあった。それは、このトタンはどこからか拾ってきたものなのだろう、かなり古びていて、あちこち損傷が目立っている。塾から橋を渡って道路に出ようとすると、真正面に見える壁だけに、こんなにみすぼらしいままではあまりに見てくれが悪い。困ったなあ、いやだなあ、と思っていたら、その2・3日後に・・、
きれいにペンキが塗られた。多分工場で働く外国人が塗ったのだろうが、専門の職人ではないだろうに、なかなかの上手に塗られている。これなら見た目もいい、と思って眺めていたら、壁の前に鉢植えの花がいくつか並べられているのに気づいた。
なかなかの心遣いだ。働いている外国人というのはペルー人なのだそうだが、こうやって草花を置くことで、道行く人々の心に少しでも潤いを与えようというのは、万国共通の心配りなのだろう。一度も言葉を交わしたことなどないが、何だか急に親近感がわいてきた。
さらにはトタンと屋根の隙間に青いビニールシートが張られた。
これで、粉塵が外に飛び出すのはほとんどなくなったように思う。こうした一連の作業はタイル工場の経営者が指示したものだろうが、かなりペルー人たちの意図が反映されているように思う。そうでなかったら、旧態依然たる経営者の姿勢がここまで劇的に変わるなんてことは考えられないから・・。
なんにしても私たち近隣の者には喜ばしいことである。
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