じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

教員の不祥事に思う

2017-07-22 20:45:59 | Weblog
☆ 最近、教員の不祥事が目につく。

☆ 確かに、重箱の隅をつつくようなマスメディアや過敏な保護者といった背景はある。

☆ 小学校の教員が41万人余り。この人数から考えて、問題事案が多いのか少ないのかは、検討が必要だ。

☆ 教員に厳しいのは、「こうあって欲しい」という期待が高いことの裏返しとも考えられる。

☆ 統計によると、ここ数年で30歳未満の若年教員の割合が増えている。

☆ 2002年11.3%、2010年13.4%、2013年15.3%(文部科学統計要覧平成27年版)。

☆ 団塊の世代が退職しているからだが、こうした若年教員の増大が影響しているのであろうか。

☆ 教員は、養成、採用、研修を通して、力量を高めていくが、そのどこかにひずみが生じているのであろうか。

☆ 教員個人の資質、力量あるいは性癖に関する問題が目につくが、学校組織には問題はないのか。

☆ 「チームとしての学校」(中教審答申)の必要性が提言されたり、「いじめ防止対策推進法」の公布など、カタチはつくられているけれど、実効性はどうか。

☆ 若年教員の増加が危惧されると同時に、高齢教員の問題も考える必要があるのではなかろうか。

☆ 前掲の統計によると、50歳以上の教員が、34.2%(2002年)、36.6%(2010年)、36.0%(2013年)と教員の3分の1以上を占めている。

☆ 年齢とともに教員としての資質や力量が向上するならよいが、必ずしもそうとは言えないのではないか。高齢教員自身が問題を起こすことは少ないようだが、活力ある学校の阻害要因にはなっていないだろうか。

☆ 不祥事が研究の糸口になるかも知れない。
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プロとは

2017-07-22 10:17:35 | Weblog
☆ 朝日新聞、「人間国宝に4氏」の記事。文楽人形遣い、吉田和生さんのインタービューが載っていた。

☆ 「楽しいだけではアマチュア、苦しくてもやるのがプロ」とのこと。

☆ 含蓄のある言葉だと思う。
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連合の混乱

2017-07-22 10:01:05 | Weblog
☆ 連合の執行部を下部組織などが批判している。

☆ 方針を転換して、政府が進めようとしている「高度プロフェッショナル制度」の導入を容認したからだ。

☆ 執行部、それも次期会長勢力の先走りとの話もある。

☆ 「連合」はまさに労組の連合。下部組織にはそれぞれにお家事情があるのだろう。

☆ 水面下で権力闘争があるのかも知れぬ。


☆ 論争は結構だが、事前にしておくべきだ。

☆ 足並みが乱れて喜ぶのは・・・。
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「遺留捜査」♯2

2017-07-21 23:18:02 | Weblog
☆ 録画してあった「遺留捜査」第2回目を見た。

☆ 放火で捕まった犯人が取り調べ中に逃走した。犯人はなぜ逃走したのか。

☆ 寺田心くんがかわいい演技をしていた。

☆ 心くんのお母さん役は酒井若菜さん。酒井さん、刑事役で出演している永井大さんと言えば、「黒い太陽」が懐かしい。

☆ 永井さんと井上和香さんが主演のキャバクラを舞台にしたドラマだった。


☆ さて「遺留捜査」、今日見ていて感じたのは出演者の言葉だ。京都が舞台なのに、なぜほとんどが標準語なのだろうか。

☆ 東京から来ている糸村刑事(上川隆也)や科捜研の村木さん(甲本雅裕)が標準語なのはわかるけれど。

☆ 桧山室長を演じる段田さんは時々京都弁になる。段田さんの京都弁は「はぐれ刑事」の藤田まことさんに似ている気がする。段田さんで「はぐれ刑事」ができるのでは、とも思った。

☆ なにはともあれ、次回も楽しみだ。
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「適切に管理するように」

2017-07-21 10:31:43 | Weblog
☆ 南スーダンPKOに派遣された陸上自衛隊の日報問題。

☆ 政府にとって不都合なデータが幹部の指示によって削除されたという。

☆ 整合性のある対応のためということだが、要するにつじつま合わせ。隠蔽と言われても仕方がない。

☆ 「ない」としていた証拠が出てきたから、慌てたのだろうか。


☆ 今回の出来事から見えてくるもの。自衛隊は不都合な事実は隠ぺいするということ。(他の役所にも言えそうだが)

☆ ただ、後日談とはいえ、こうした事実が明るみになるのは、まだ救いか。

☆ しかし、一つウソをつくと、何もかもが信じられなくなる。

☆ 防衛監察本部も防衛大臣直轄と言うから、防衛大臣の責任までは問えまい。

☆ 形式的なシビリアンコントロール。責任を制服組に転嫁しようとしているようにも見える。

☆ 大臣は、あと2週間耐えれば、放免だ。


☆ それにしても、「適切に管理するように」というのは、上の者にとって都合の良い言葉だ。

☆ 後は腹を読め、言外の意をくみ取れということか。

☆ お家大事、我が身大事は、いつの時代も同じか。

☆ 「承詔必謹」(聖徳太子「十七条憲法」第3条)を私利に使えば天罰が下る。

☆ 驕れる内閣は久しからず。 
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イエローチョーク作戦

2017-07-20 21:04:09 | Weblog
☆ 先日歩道を歩いていると、犯罪の現場のように黄色いマル印で囲まれた物体を見た。

☆ 犬の糞である。

☆ 3つの糞を囲むように、黄色いマル印が3つ。それに日付が書いてある。駐車違反の車のタイヤ付近にチョークで印が書かれているのを見たことがある。

☆ 犬の糞に憤慨した誰かが被害届を出し、警察が捜査に乗り出したのか、とも思ったが、警察も忙しいのに犬の糞ごときにそれほど熱心になるとは考えにくい。

☆ 今日、京都新聞の電子版を見て、わかった。「イエローチョーク作戦」と言うらしい。犬のフン害を減らすために、宇治市の職員が考案して始めたのだそうだ。

☆ そして今度は、それをタバコのポイ捨てにも応用するという。


☆ 万引き防止には「目」をアップにしたポスターが効果的だとか。落書きの多いところは犯罪も多いとか(割れ窓理論)。道路沿いに花壇をつくると犯罪が減ったとか。人間の心理や本能に訴える犯罪防止が試されている。

☆ 立小便防止の鳥居もそうかな。

☆ 「ちゃんと見てるよ」というアピールが街の美化の促進や、迷惑行為、犯罪を未然に防ぐことになるかも知れない。面白い試みだと思った。
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「孤高のメス」を観た

2017-07-19 01:47:15 | Weblog
☆ 堤真一さん主演「孤高のメス」を観た。

☆ 医療現場が舞台。海に面する地方の市民病院に一人の外科医が赴任してくる。彼は敗北主義的な医師たち、大学病院に依存する地域医療の現状を目の当たりにし、それに挑む。

☆ クライマックスは脳死肝移植。脳死の議論が盛んだった時代、彼は殺人罪で告訴されるリスクを承知で、患者を救うため肝移植を決意する。手術の映像はとてもリアルだ。

☆ 孤高のメスは、外科医としてのメスであると同時に、現代の医療に対するメスを暗示しているようだった。

☆ 夏川結衣さん、余貴美子さんの演技が光る。松重豊さんはいつもながらに味がある。柄本明さん、生瀬勝久さんはちょっと誇張気味でクセはあるけれど、独特の雰囲気を醸し出す。


☆ 当麻医師(堤真一)は「救命病棟24時」の進藤医師(江口洋介)とイメージがかぶる。

☆ 理想の医師像のモデルなのだろう。 
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文部省の思い出

2017-07-18 10:55:24 | Weblog
☆ 国会の閉会中審査の1場面。文科省の前川喜平元次官が加戸守行元愛媛県知事にあいさつをする写真を見た。

☆ この二人。大学は東大法学部。そして文科省(文部省)の先輩後輩にあたる。先輩後輩と言っても、加戸氏の入省が1957年、前川氏が1979年だから、前川氏にとっては雲の上の人だったと思われる。

☆ 私は大学院生時代、某教育誌で記者のアルバイトをしていた。当時は中曽根内閣で、臨教審が次々と答申を出していた。

☆ 虎ノ門の文部省も何度か訪れた。歴史を感じる建物だった。文部大臣が海部さん、文部次官が宮地さんから高石さんに変わった時分だった。

☆ 宮地さんには1度、高石さんには数回お会いした。大臣室の前は赤じゅうたんが敷かれ、雰囲気が違った。次官室は、薄暗い普通の執務室と言う感じだった。確かその壁に森有礼(初代大文部大臣)の「自警」という揮毫が掲げられていた。

☆ 大要は、「文部省は全国の教育学問に関する行政の大権を有しているので、その職務を担当する者は、行政官としての自らの力量を高め、その職に死ぬくらいの覚悟をもて」というもの。

☆ 大学で森有礼については学んでいたが、実物(レプリカだろうけれど)を次官室で見たときは感動した。


☆ 次官がインターホンを押すと、しばらくして課長クラスの面々がそろって現れた。そこで次官から私のことが紹介され、それから取材がスムーズに進んだ。入り口付近の官吏から話を始めると、課長までたどりつくのに、相当時間がかかる。それに対して、トップの一言で、対応が一変した。官僚機構と言うものを目の当たりにした瞬間だった。

☆ 総理府にプレス向けの臨教審答申をもらいに行ったことがある。担当部署は何階だったか忘れたが、文部省とは違って見晴らしの良い、日当たりのよいビルだった。

☆ 自由化をめぐり文部省対自由化論者とマスメディアは報じていたが、「(答申は)ほとんど私たちが書いているんだよ」と話してくれたのは文部省のある課長。


☆ 臨教審が終わり、私はもとの院生生活に戻った。その後、文部省はリクルート事件で大荒れとなり、人事も一新された。加戸さんはその時の官房長だったかな。


☆ 冒頭の写真から、昔のことが思い出された。 

 
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「アンダルシア 女神の報復」を観た

2017-07-18 04:49:25 | Weblog
☆ 「踊る大捜査線」の織田裕二、「海猿」の伊藤英明がダブルメインキャストと言うだけで、フジテレビの気合の入りようがわかる。派手なアクションはないが、海外ロケを多用し、ロケ地の美しい景色やイベントを織り込めながら、前作「アマルフィ」同様、豪華な仕上がりになっていた。

☆ アンドラ公国で警視総監の息子の遺体が発見される。彼は危ないカネで投資をしていたようだ。彼の死には一人の女性銀行員(黒木メイサ)がからんでいる。背景には資金洗浄や銀行間の争いがあるようだ。事件の真相に、外務省の黒田(織田裕二)と警視庁からインターポールに出向している(左遷されている)神足(伊藤英明)が迫るというもの。

☆ アンドラ、バルセロナ、アンダルシア地方の観光めぐりとしても楽しめる。断崖の上に築かれた都市の空撮には圧倒される。ホテルなどの建築物にも歴史を感じる。

☆ 最近の日本映画、低予算のせいか、内面描写に力を入れるか、特撮で見せるか、アイドルをキャスティングするかといった作品が多いように思う。その中にあって、海外が舞台というスケールの大きな映画だった。ストーリーとしてはあまり目新しいものはなかったように思う。
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「老婆の休日」

2017-07-17 12:27:22 | Weblog
☆ オードリ・ヘップバーン主演の名作「ローマの休日」ではなく、桂文珍さんの落語。

☆ おもしろかった。

☆ お年寄りの風景を文珍さんが熟練の話術で語ってくれる。

☆ 人間はよく観察するとおもしろいね。
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