ここ十数年ほど、僕は市販の普通のカバンについて満足できる商品をみたことがない…、
それでも買わないといけない時はあるので、できるだけ理想に近い商品を探し買うようにしているのですが、
[吉田カバン]
PORTER / FREE STYLE / SHOULDER BAG(L)
それが今こんな状態です。


表面のウレタンコーティングが剥がれてボロボロ。
購入から6年+休日しか使っていない、のに、この状態です。
購入時、長く使えると聞いたので2万円でも価値ありと判断し、吉田カバンのネームバリューを信頼し購入したのに、6年も持ちませんでした。
今日、(現在大阪在住なので)なんばマルイの吉田カバンの店舗に持ち込み相談させていただいたところ、
新しいものを購入していただいたほうが安い、とのこと。
そこそこの金額がするのに、なぜ、たった5,6年でこんな状態になるのか?と聞いたら、
経年劣化でどうしてもこうなる、とのこと。
つづけて、「皮の分をかっていただいたら…」とぬかしてくるので、呆れてしまった。
購入時、僕は店員に、以前より吉田カバンの商品についてのお話を周りの人から伺っていたので、
「これ、表面、剥げてこないですか?」と聞いていた。
確か、しっかりとコーティングしているのでそんな簡単に剥げてこないです、というようなことを仰っていた。
それで今、「皮の分を買っていただいたら…」と言われても…。
ならば、初めからそちらをすすめてもらえれば良いと思うのですが…。
カバンの縫製や布地に破れなどない状態で問題はないので、非常に残念な商品です。
ちなみに、このカバンを買う前に買っていた、下記の商品。
PORTER / TENSION / 2WAY BRIEF CASE
こちらは今でも現役でバリバリ活躍していますよ。
こちらは逆に問題なしです。
ちなみに、それよりもっと以前に、
PORTER / TANKER / 2WAY BRIEF CASE
を使っていましたが、
こちらも数年で、小さいほつれや表面の破れが起こっていました。
しかし、小さい範囲だったので気にせず使用し、こちらは10年ぐらい持ちました。
このように、吉田カバンの品質は非常にその商品の種類によって左右され、額面どおりの期待を裏切られる商品があることがわかっていただけると思います。
これは吉田カバンのネームバリューからすると非常に残念なことです。
品質として長く持たない可能性のある商品は安く販売するべきでしょうし、もしくはそれに伴ったアフターケアをするべきでしょうし、また販売価格を安くした分ケアプランを販売しても良いのでは?
どちらにしても、吉田カバンを購入する時は慎重にならざるを得ないですよね。
ただ、最後に書かせて頂きますが、僕は写真をやっています。
そのせいで、高価で精密機器のカメラを入れるカメラバックは非常にこだわります。
しかし、カメラバックを購入したことはこの30年以上の写真歴で数回しかありません。
そして、どれも皮製ではありません。
どれも2万円以上していません。
どういうことかわかりますか?
皮製なんて雨の日とか使えないです。
2万円以上払わなくても丈夫で長く使えるカバンは作れるのです。
要はファッション性や余計な付加価値をカバンに持たせようとすると高くなるのです。
今使っているカメラバックは、22歳頃に買った、DOMKE F-2 です。
計算すると、20年以上使っています。
いい感じでボロボロになって風合いの良い中古感覚があります。
まだまだ現役で使えている状態ですし、これからも使えます。
そして、まだ販売している商品です。
(注:「DOMKE F-2」今は3万円ぐらいする商品のようです。それでも3万円。20年の間に1万円ぐらいしか値上がりしていない。)
TB。--------
「junzirogoo!!!:3つめの『PORTER』。」