先日の日曜日、京都に行っていたのは、京都芸術劇場春秋座へ、
「マラルメ・プロジェクトIII『イジチュール』の夜へ―「エロディアード」/「半獣神」の舞台から―」の公演を観賞のためでした。
目的は、例年通り、高谷史郎さんの映像他の観賞でした。
かと言って、そんな変わり映えするようなことはないのですが、その仕掛けはかなり凝っているので、毎回、観に行っては、「あーではない。こーではない。」と考えることが、この3年ほどの夏のイベントとなってしまっています。
で、今年はどうだったか?と言うと、
基本、やはり変わっていなかったのですが、パフォーマンスの内容としては、特に後半、ダンスと映像の展開がこれまで以上に力の入れられたものになっていて、非常にすばらしいものになっていました。
最後のほうでは、スクリーンの後ろで、ほぼ全裸のダンスと高谷さんの映像との組み合わせに、高い芸術性を感じることができました。
正直、最初のほうの朗読では、文章の意味がかなり難解なので、眠気に襲われるのですが、後半はまったくそんなことはなく、目の前のパフォーマンスに釘付け。非常に良かったです。
そして、毎回、想うことですが、浅田さんの絡むパフォーマンスorイベントは、いつも、奥が深いですね。
今回、最後に「エロディアード」/「半獣神」に戻って、パフォーマンスを見せているところもあってか、今年で最後?との噂もあるようですが、僕個人としては、来年も何かしら続けていただきたいものです。
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