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坂本龍一 + 高谷史郎 ~ MUCA ~ Ryoji Ikeda

2023年10月28日 23時59分59秒 | まち歩き
【ネタバレ注意!!】
昨日(でも京都)、久しぶりに京都に行ってきました。
午後から雨が降る予報でしたが、かなり前から予定していたのでかまわず出発しました。

予定としては当日にロームシアター京都で行われる池田亮司さんのライブ「Ryoji Ikeda ultratronics[live set]」に合わせて、10月6日から行われている「AMBIENT KYOTO 2023」の一環としての展覧会「坂本龍一 + 高谷史郎 |async - immersion 2023」を鑑賞する計画でした。
「async…」のほうの入場予約を余裕をもって13時に取り、さらにこれも久しぶりに京都で昼食を取ろうと思い、12時前に「async…」の会場最寄りの丸太町に着くように出発しました。

行きは阪急電車で。烏丸で地下鉄烏丸線に乗り換え四条から二駅で丸太町です。
駅近くの喫茶店で早速昼食を取ったのですが、なぜか店員の動きが遅い。
というよりは大阪と京都のギャップなのでしょうか?
「ここはセルフサービスなのか?」と思ってしまうほど、僕が店に入ってから店員が反応するまで3分から5分ぐらいあったでしょうか、やたら時間が長く感じられました。
店員がまだ慣れていないのか、責任者思しき方(中年の女性)が厳しすぎて他の店員が委縮しているのか不明です。やたら責任者と思しき方の指示する声が目立っていました。
それと昼時なのに12時をまわってもまだ店員が一人休憩中でした。このゆるさは良いですが(休憩はちゃんと取りましょう、取らせましょう)
終始こんな感じでしたが支払いの時だけ速かったです。

店を出た時にはまだ晴れており、雨が降る雰囲気は感じられませんでした。それだけに「async…」の会場である京都新聞社の新聞紙の色のような建物がちょっとしたオーラを醸し出しています。
建物の端にたどり着いた時に「AMBIENT KYOTO 2023」のポスター?を貼っている硝子窓を何気に見ていたら、なんとそこが会場入り口でした。
京都市交通局地下鉄烏丸線丸太町駅の7番出口、京都新聞ビルの1階に出てくる出口を上がったところが、「async…」の会場入り口になります。そして入場するとまた階段を下ります。会場は京都新聞ビルの建物の地下1階。
その地下1階は昔の印刷工場でした。輪転機が何台あったのかはわかりませんが会場は天井が高く荘厳な雰囲気です。
その荘厳な雰囲気の中で展示されるインスタレーションはなかなかのものです。
高さ3~4メートル、横15~20メートルぐらいでしょうか(完全に見た目)それぐらいの大きなスクリーンに高谷史郎さんらの関わった映像とそのスクリーンと背後に配置されたスピーカーからは坂本龍一さんのアルバム「async」が流れてきます。
音響は完璧。スクリーンは少し輝度が高いように思えたのですが、2019~20年に東京都現代美術館で行われた「ダムタイプ|アクション+リフレクション」での「MEMORANDUM OR VOYAGE」のスクリーンとあまり変わらないように感じたので、まわりの環境や照明の明るさが僕の眼に影響していただけかもしれません。しかし、どれだけ映像ネタがあるんだと思いました。
ネタバレになるのであまり書きませんが、音楽は1時間ほどで一巡、映像はスタッフの方は1時間半と仰っていましたが、僕の計測だと1時間50分ほどでした。すいません、2時間ぐらい居ました。丸一日居られる方もいらっしゃるかも、と、どこかのネットで書かれていましたが、僕、布団だけあったらあそこ住めます。ちょっとトイレ遠いけど。それと、仕事も京都新聞社さんでカメラマン(報道カメラマン経験者)やらせてもらえたらお風呂と食事以外、全部あのビル内で済ませることができますね。京都住みたいですね。
あ、そうそう会場内のトイレは一応あるんですが、会場から近いトイレは使えないらしく(思いっきり前を通るのですが)会場のあるフロアの地下1階から2階にビルの中をスタッフの方と一緒に移動します。(おそらく新聞社見学者用のトイレを使用するため)用を足すまでスタッフさんがトイレの外で待っていてくれるので、戻りも一緒にスタッフさんと移動します。これはメディアというのは情報を扱っていますから、その建物内での部外者の立ち入りについて縛りが元々キツイんだろうと思います。(これも詳しくは書かない)
ということなので、面倒な方はトイレを済ませてから会場に入ったほうがよろしいかと思われます。

そして、京都新聞社を後にして次に向かうは岡崎公園。ロームシアター京都があるところです。
この時間、すでに空には雲が立ち込めてきており今にも降ってきそうな雰囲気。と思っていたパラパラ。
かまわず運動不足ということもあり徒歩で移動。歩いている間、雷さんがゴロゴロ。しかし雨はやんでしまいました。難なく岡崎公園に到着したらまだ15時をまわったところで、池田さんの「ultratronics」には4時間以上あったので、どこかで見た京セラ美術館のポスターのバンクシー作品が気になり行ってみると、そんなに混んでなさそうだったので鑑賞してみることにしました。

鑑賞したのは、「MUCA展 ICONS of Urban Art 〜バンクシーからカウズまで〜
ヨーロッパ最大級のアーバン・アート作品を所蔵する美術館「MUCA」のコレクション展です。
バンクシー目当てで行きましたが、他の作品も良く、ヴィルズ、シェパード・フェアリーに魅かれました。カウズもあのキャラのインパクトが強かったのですがあらためてその意味・経緯を知ることができました。(カウズ、あんまり好きじゃなかったので)
それにしてもあれだけの作品をよく集めて日本にもってきたなぁ、とMUCAさんと京セラ美術館さんに感謝。見応えがあり、お金を出した甲斐がありました。勉強になりました。
そして、館内のミュージアムショップ「ART RECTANGLE KYOTO」でバンクシーの書籍を購入。

京セラ美術館を出るとやはり雨でした。日も暮れて少し肌寒い。さすが京都ですね。
「ultratronics」はかなり早い時期にチケットを取ったので、20時開演の分です。まだ17時すぎで時間が余っています。なので帰りも遅くなるでしょうから少し腹ごしらえをしようと以前行ったことのあるお店で何か食べようと思ったのですが、もう時間が閉店時間をまわっていたようです。となると近くで思い浮かぶのは蔦屋書店に併設されているスターバックスコーヒーしかありません。混んでいるだろうと覚悟して行ったのですが、運良く席が密集していないテラス席が一席空いていました。ここで残り1時間半ほどは過ごさなければなりません。
サンドウィッチとグランデサイズのコーヒーを選んで席に着き落ち着いて気がついたら、もう雨はやんでいました。インスタを更新しながら本を読み過ごしました。

19時になったので、すぐそばにあるロームシアター京都へ行きます。
建物出入り口には追加公演となった18時開演分がちょうど終わったところなのかたくさんの人が出てきています。
建物に入ると、すでに会場の入り口前には20人ほどが列を作って待っています。それを見て今回のライブがスタンディングであったことを思い出しました。
「おっと、おじさん大丈夫か?」
自分でそんな問いを投げかけながらトイレに行ってから列に加わりました。
開場は30分前の19時30分でした。若い人はやはり走りますが、入り口からすぐに下りの階段だったのでおじさんは焦らず階段を下り、それでも真ん中あたりの前から3人目あたりに陣取れました。
しかし、ここでまたおじさんに不安が。
ステージを見るとスクリーンが大きくちょうどおじさんの視界と同じくらい。
あの池田さん特有の「テカテカ、チカチカ」の映像を視界いっぱいに浴びて泡を吹かないかどうか?
でもその前にまだ開演していないのに膝が…。
開演時間を少しだけ過ぎて舞台袖左側から池田さん登場!
機器チェックも早々にいきなり始まります。
どれぐらい前だったか忘れましたが、以前拝見した時よりもスマートになっておられる印象。
清潔感もあり、卓やラップトップをさわる所作は厳密さを感じられるほどしっかりしておられます。それがまたカッコイイ。
もちろん、音と映像もカッコイイ。
耳をつんざく重低音。耳垢キレイに取れそうなほど耳にも体にも響きます。
頭上のわずかばかりの毛も重低音に震えその存在感を主張してくるほどです。
途中、坂本龍一さんの曲を連想させる作品があったり(個人的感想)、以前の「datamatics [ver.2.0]」の部分があったりして個人的に池田さんの作品に触れるのは久しぶりでしたが濃密に楽しめました。(これも詳しくは書かない)

終わってからは、京阪電車三条駅まで徒歩で頑張ってみました。
ただ、帰りの特急は確実に座れるプレミアムカーで。
初めてでしたが、シート幅も広くリクライニングもある席でなかなか良い感じでした。これはまた使いたくなりますね。

ということで、昨日の京都行でした。

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