年齢を重ねるとともに色々な能力が落ちてきます。それを感じ始めたのは30代の後半くらいからでしょうか。若いころ(20代まで)は、2000~3000ステップ位のアッセンブラ言語のプログラムならば、ほぼ正確に把握できておりました。ですから電車の中にいようがどこにいようが、問題を考えることができておりました。その内段々と「あれ、何だったっけ?」などと思うようになり、しまいにはリスト1ページ、1画面分即ち、目の前に表示されているものでしか考えることが出来ないようになってしまいました。これは、読書している時も同様です。ページを読み進む内に、前の内容を忘れてしまって、読み返すことが再々になってしまいました。
記憶力が衰えるのは、ある意味しかたないのでしょう。しかし、思考力まで衰えると何だか侘しく思います。歳はとってもクリエイティブな仕事をしていたいと思います。さびついた能力を取り戻すために、先ずは言葉遊びということで「川柳」をやってみようと思い立ち、日々このブログに発表させていただいております。次に、論理的思考をということで、子供が大学受験の時に使っていた数学の参考書を引っ張り出してきて、問題にチャレンジし始めました。
別に数学でなくても良かったのですが、以前もどこかで書いたかとも思いますが、高校時代数学が苦手でした。もっと勉強していたら別の人生もあったかなと常々思っていたので、数学に決めたのです。
系統立てて勉強するつもりはなかったので、適当に開いたページの問題を解くというスタイルです。とりあえず自分なりの解答が出るまで正解は見ません。時には数日かかる問題もあります。受験の時と違って、考えること自体が目的なので面白可笑しくやっております。結果がどうなるかは全く分かりませんが、何もしないよりましではないかとは思います。
もし、時間だけは沢山あるよという方がいらっしゃいましたらお勧めです。問題集1冊あれば一生楽しめるかも知れません。