年金一元化を図ろうという議論がありますが、これにはかなりの困難が伴うことが予想されます。これより先ずは、厚生年金と公務員等の共済年金の統合が優先すべきと考えます。
公務員共済は厚生年金と似たような構造になっておりますので、国民年金との統合より容易に行うことができるでしょう。これによって厚生年金の危機的状況を公務員が自らの危機として捉えることを可能にします。厚生年金がどうなろうと公務員共済制度がしっかりしていれば自分達には関わり無いことだといったことを根底から是正することができます。厚生年金の危機が自分達の危機であると認識することによって真剣さが増すでしょう。きっと有り余る知恵を絞って良い制度としてくれるものと期待します。