平成21年5月1日(金)
4月27日(月)から、「豚インフル」と報道されていたインフルエンザが
ついに人から人への感染が危惧され始めている。
以下、報道から…
豚インフルで閣僚会合 麻生首相「警戒を強化すべき事態」
4月27日9時41分配信 産経新聞
政府は27日午前、豚インフルエンザに関する関係閣僚会議を首相官邸で開き、当面の政府対処方針としてウイルスの国内侵入を防ぐために水際対策を講じることや、ワクチンの製造を早急に検討することなどを確認した。 [イラストでチェック]豚から新型インフルエンザ発生への仕組み 麻生太郎首相は会議の冒頭、全閣僚に対して「日本としても警戒を強化すべき事態にある。各省庁が一丸となって国民の安全、安心の確保に万全を期さなければならない」と述べ、対策を強化するよう重ねて指示した。 会議は、メキシコと米国で発生した豚インフルエンザで世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と認定したことを受けて開催された。 水際対策としては、検疫や入国審査の強化のほか、発生国からの入国者で感染または感染のおそれがある人への適切な医療を行う。在外邦人には情報提供などの支援を強化していく。 このほか、国際機関や関係国との連携を強化して情報収集を急ぎ、国民への情報提供を行うことなども確認した。 河村建夫官房長官は会議後の記者会見で、国内では感染の報告がないことを強調した上で、「国家の危機管理上の重要課題と認識し対策に万全を尽くす。落ち着いて冷静に行動してほしい」と呼びかけた。 【関連記事】 ・ 豚インフル拡大懸念 鳥に重点…「想定外」困惑 ・ 28日に再びWHO緊急委 豚インフル警戒水準引き上げ焦点 ・ 豚インフル 米が緊急事態を宣言 ・ 豚インフルってナニ? 食べてもOK、ワクチンは… ・ 豚インフル、米国に見えない脅威 水際での防止は極めて困難 |
豚インフルの死者がメキシコ以外に米国でも発生し、各国に感染が広がる中、
世界保健機関(WHO)のマーガレット事務局長は29日夜に緊急記者会見し、
新型インフルエンザの警戒レベルをフェーズ5に引き上げると発表しました。
これを受け、30日朝には舛添厚生労働相が緊急記者会見。
新型インフル「弱毒性」でも警戒必要
4月30日12時3分配信 読売新聞
世界保健機関(WHO)の緊急委員会のメンバーでもある国立感染症研究所の田代真人・インフルエンザウイルス研究センター長は29日、今回のウイルスが鳥と人、豚由来のウイルス遺伝子が混ざったもので、「強い病原性を示唆する遺伝子はなかった」と「弱毒性」との見解を明らかにした。
強毒性のH5N1型ウイルスは、のどや肺などの呼吸器だけでなく、内臓など全身に感染が広がるのが特徴で、感染者の免疫機能が過剰反応して、重症化すると考えられている。しかし、米疾病対策センター(CDC)の遺伝子解析によると、今回のウイルスは強毒性のH5N1型と異なり、呼吸器にしか感染できない構造だったという。
東北大の押谷仁教授(ウイルス学)も、「感染者の症状から考えると、H5N1型に比べて、毒性ははるかに弱いと考えられる。国内で流行しても感染者が重症で死亡する割合は低いのではないか」と指摘する。
しかし、たとえ毒性が弱いとしても、今回の新型ウイルスは、ほとんどの人が経験したことがなく、免疫を持っていない。今後、世界各地で、爆発的に感染が広がる恐れがある。
国立病院機構仙台医療センターの西村秀一・ウイルスセンター長は「毒性が弱く、重症化率が低くても、多くの人が感染すれば死亡者数は増える。弱毒性の方が感染に気づかないうちに周囲に広げる危険性が高い。マスクをするなど、感染拡大を抑えることが大事だ」と指摘する。さらに、インフルエンザウイルスは、遺伝子が変異しやすい。大流行して人間の間で感染を繰り返すうちに、弱毒性が強毒性に変わることも考えられる。
実際、1918年から19年にかけて世界で4000万人以上の犠牲者を出した「スペインかぜ」も、弱毒性が流行の途中で変化したタイプだった。
外岡立人・元小樽市保健所長は「弱毒性と安心せず、毒性がどう変化するか、今後も、注意する必要がある」と強調する。
最終更新:4月30日12時3分
- 新型インフル「弱毒性」でも警戒必要(読売新聞) 4月30日12時 3分
- 新型インフル ウイルスは弱毒性 田代WHO委員[photo](毎日新聞) 4月30日 1時 8分
主なニュースサイトで H5N1型ウイルス の記事を読む
以下↓厚生労働省のサイトです。
http://www-bm.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
取り敢えず、今までのインフルエンザ対策と同じように
手洗い・うがい・マスクの着用、人混みには行かない。
なるべく出歩かないで、感染の危険性がおさまるまで、情報を
しっかり把握して危機管理につとめてください。
万一、怪しい発熱の時には、病院に行かずに、電話で!
新型インフルエンザ発生中の国や地方への渡航は控えましょう。
また、 1997年4月国立予防衛生研究所は
「国立感染症研究所」と名称変更になりました。
それに伴って、感染症情報センターが発足。↓
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/index.html
福岡県感染症↓
http://www.fihes.pref.fukuoka.jp/~idsc_fukuoka/
以下は、発熱等の症状のある方の電話相談窓口です。
電話番号 0120-120-115
開設時間 24時間対応
開設時期 平成21年5月2日(土)
新型インフルエンザ発熱外来
場所 北九州市 市立医療センター(感染症指定医療機関)
住所 北九州市小倉北区馬借2丁目1-1
tel093-522-5311
※メキシコ、米国、カナダ等からの帰国者で体調の悪い方は、
直接病院に受診することは避けて、事前に上記の
「新型インフルエンザ発熱電話相談」に連絡してください。
充分に睡眠をとって、体調の管理を日頃から万全に!
最新情報に注目を!↓
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/swine_flu_in_japan/